一日一日を一生懸命に
家族で作る自慢の茶そば
「茶そば みのや 湯ノ川店」は、そば処や飲食店で10年ほど経験を積んだ市島豊蔵さんが、函館では珍しい茶そば専門のそば処として1986年に開店。「商売はお客さんとの掛け合い。儲けようとせず、身を削ってでも相手に尽くす気持ちが大切」との思いで妻の智子さんと店を盛り立て、95年には田家町に姉妹店を開業。現在は2人の息子と娘と共に、家族一丸となって「みのや」の暖簾を守っている。
おすすめの「天婦羅」(830円)など、道南の湧水を使った自家製麺の茶そばは、香り良くなるよう宇治抹茶のほか、厳選した抹茶もブレンドしており、そば粉に真っ白な更科粉を使うことで鮮やかな緑色に仕上げている。別盛りになったサクサクの天ぷらを楽しみ、温かなつゆで麺をすすると、ふくよかなダシの味わいの中からほんのりと抹茶が香る。日々こだわりと手間暇を積み重ねて築いてきた自慢の味は、今も昔も変わらず人々を惹きつけている。
(ハコラク 2021年3月号掲載)
茶そば みのや 湯ノ川店
函館市湯川町1‐12‐1
☎0138‐57‐8321
11:00~19:30
(月曜は14:30まで)
※各30分前L.O
日曜定休
禁煙 P有り