伝統の製法と新たな麺で受け継ぐ味に
磨きをかけ自慢のそばを届ける
「やぶ源追分」は、初代・小野源吾さんが75年前に函館市栄町で創業したそば店「やぶ源」の支店として、1986年に開業。その後、梁川町にあった本店と合わせ3店舗が子供らに受け継がれそれぞれ独立。現在の「やぶ源追分」は、創業者の孫で三代目の小野進店主が中心となって切り盛りしている。
店に立って25年になる小野店主は、先代から継ぎ足すかえしや高知県の問屋から仕入れる3種類のカツオ節のダシを使うなど、昔からの製法を守りつつ、さらに味を追及するため他店でもそば作りを勉強。毎朝の製麺に使うそば粉の種類や配合を一から見直し、現在は更科粉をメインに2種類の道産そばの石臼挽き粉をブレンドして、細打ちながら風味豊かでコシのあるそばに仕上げる。食べ応えのある大エビや季節野菜の天ぷらが付く「天ざる」(1400円)が自慢で、油の温度を見極めサクッと揚げる天ぷらをカツオダシが香るつゆで堪能し、のど越し良いそばをスルスルとすすれば、たっぷりのボリュームもペロリ。「おいしかった」の言葉を励みに伝統の味を磨き続けている。
(ハコラク 2025年3月号掲載)
やぶ源 追分
北斗市追分2‐14‐13
☎0138‐49‐0356
10:30~19:00
(月曜は15:00まで)
※そばが無くなり次第終了
火曜定休
禁煙 P有り




