安川農園(函館市亀田港町、安川満江代表)が、今年も冬季限定で焼き芋の販売を始めた。自ら生産したサツマイモをやわらかな炎でゆっくり焼き、イモの甘みを引き出すのが特徴。口コミで評判を呼び、お客はほぼリピーターだという。
安川さん(62)は2016年からサツマイモの栽培を始め、21年からは冬季に焼き芋の販売も行い、今季は今月5日に開始。今年は昭和町の畑に「シルクスイート」「紅はるか」を作付け、昨年を上回る約2トンを収穫。作柄は平年並みで、やや小ぶり。生イモはJA函館市亀田女性部の干し芋加工用や、市内の青果店などにも提供している。
夫の忠男さん(61)がドラム缶を改造し手作りした自家製焼き芋機を使い、木炭で1時間半~2時間焼く。安川さんは「糖度が高く、飲めるほどに柔らかい」とPRする。
今年は生イモの保管庫を拡張・新調し、長期保存が可能になった。熱源を室内に設置し冬でも室温を15度に保つことで、イモが傷むのを防ぐ。
量り売りで100グラムあたり150円。毎週金・土・日曜正午~午後3時。販売は3月末までだが、原料がなくなり次第終了。電話予約優先。場所は昭和町の倉庫。注文・問い合わせは安川さん(090・7510・0686)へ。(山崎大和)



