JR青森駅を出て徒歩3分、商業施設「エーファクトリー」内に2年前に開店した「ジェラート ナトゥーラ・ドゥーエ」は同市新町にある「ジェラート・ナチュレ」の姉妹店。〝食の安心・安全〟をモットーに、香料、着色料は使用せず、天然素材にこだわった手作りのジェラートを販売する。季節の果物や青森県産「あおい森の牛乳」など地元産の素材を多用。旬のリンゴはもちろん、紅茶や地酒「豊盃」の酒粕、シードル味までバラエティー豊か。素材の風味を最大限引き出した、さっぱりとした味わいは、散策途中の休憩にぴったり。
青森と言えば函館と同様、新鮮な魚介類の宝庫。市民の台所として40年以上親しまれる「青森魚菜センター」の「のっけ丼」は観光には外せないグルメの一つ。マグロやウニ、ホタテ…番台にずらりと並ぶ具材から好きな種類を好きな量だけ購入しどんぶりご飯の上に乗せて自分だけの海鮮丼を楽しんで。
中心地から車で約20分、縄文文化を今に伝える三内丸山遺跡の隣に開館し今年7月で10周年を迎えた「青森県立美術館」。その遺跡発掘現場から着想を得た建物は、建築家・青木淳氏によって設計されたもの。土壁やその上に箱を覆い被せた白い構造と、それによる数々の空間が造り出すユニークなデザインにまず好奇心を掻き立てられる。館内には棟方志功の板画や奈良美智の「あおもり犬」をはじめ、郷土の作家、県に縁のある作品を、趣向を凝らした演出で展示。青森ならではの芸術を発信している。また、カフェやミュージアムショップも併設しており、作品鑑賞後ものんびり過ごすことができる。
■ジェラート ナトゥーラ・ドゥーエ
皮ごと使うりんごシャーベットと苺シャーベットはどちらもフルーティーですっきりとした後味。価格はシングル300円、ダブル400円、プチサイズが3種類のアラカルト300円。店頭には季節商品も含め12種類のジェラートが並ぶほか、地方発送もできるカップタイプも販売する。
●青森市柳川1ー4ー2 AーFACTORY1F 017ー723ー2003(本店) 9:00~20:00 無休 P有り
■青森魚菜センター
「のっけ丼」は食事券制で540円と1080円の2種類を用意。市場内にある案内所で購入して、その券を使い、どんぶりご飯を購入後、好きなお店で具材を買いご飯の上に乗せてもらえば完成。市場内にある休憩所で食べることができる。
●青森市古川1ー11ー16 017ー763ー0085(のっけ丼案内所) 7:00~16:00 火曜定休(1月1・2日は休み)
■青森県立美術館
観覧料(コレクション展)は一般510円、高校・大学生300円、小・中学生100円で企画展は別料金。ショップでは人気商品「こぎん文様てぬぐい」の開館10周年カラーも販売中。
●青森市安田字近野185 017ー783ー3000 6月1日~9月30日9:00~18:00、10月1日~5月31日9:30~17:00※入館は閉館の各30分前まで 第2・4月曜休館(祝日の場合は開館し翌日休館)、年末休館 P有り