日本中央競馬会(JRA)は3日、クイーンエリザベス2世カップ(4月27日、香港)でレース中に故障し、安楽死となったリバティアイランドの献花台、記帳台を全国の競馬場に設置した。函館競馬場にも多くの競馬ファンが訪れ、名馬との別れを惜しんだ。
リバティアイランドは2022年にデビューし、23年には牝馬3冠を達成。GⅠレース4勝を収めたほか、22年最優秀2歳牝馬、23年最優秀3歳牝馬に選出された。
この日は約1500人が来場。花やニンジンなどが供えられ、約110人の競馬ファンが労いの言葉などを書き残した。七飯町から訪れた自営業の60代男性は「(リバティアイランドの)子どもの活躍も見てみたかった。ゆっくり休んでほしい」と涙ながらに話した。
献花、記帳台の設置は25日(競馬開催日)まで。期間中は各競馬場で同馬の追悼映像が上映される予定。(中島遼泰郎)