【木古内】江戸幕府の軍艦「威臨丸」のモニュメントがあるサラキ岬(町亀川)をチューリップで彩るフェアが6日まで、同岬で開かれている。赤や黄など多彩なチューリップ約5万本が見ごろを迎え、大勢の来場者でにぎわっている。
木古内の観光シーズンの幕開けを告げる春恒例のイベントで、「咸臨丸とサラキ岬に夢みる会」(舛野信夫会長)などでつくる実行委の主催。
会場ではクレープやピザなどのキッチンカーが日替わりで出店しているほか、花壇に植えられているチューリップの球根も販売している。
4日は午前中雨に見舞われたが午後から晴れ間が広がり、家族連れらが続々と来場。色彩豊かに咲いたチューリップを見比べたり、花をバックに撮影するなど楽しんだ。家族4人で来場した函館市追分町の笠島奈緒美さん(41)は「同じチューリップでも色や花びらの形に違いがあって見応えありました」と話していた。
球根の販売は11日まで。(鈴木 潤)