この地域独特の伝統食「わんこそば」とともに盛岡三大麺と呼ばれる「盛岡冷麺」と「盛岡じゃじゃ麺」。
市内や東京で5店舗を展開する「ぴょんぴょん舎」は開店30年を迎える人気店。〝体にも環境にも良く、自然な味を生かす〟をコンセプトに、化学調味料を抑え、素材を厳選した盛岡冷麺を提供。小麦と馬鈴薯でんぷんを独自に配合し練り上げる自家製麺はコシの強さが魅力で、スープは牛骨をベースに7時間じっくり煮込むことでコクのある奥深い味に。麺とスープ、キムチが三位一体となり独自のおいしさを生んでいる。
■焼肉・冷麺 ぴょんぴょん舎 稲荷町本店
「盛岡冷麺」(885円)はキムチが別添え。つるつると喉越し良く絶妙な弾力の麺に、クセや角がなく、ダシの旨みを丁寧に引き出した濃厚なスープがマッチ。脂肪分を取り除いているため、さっぱりとした口当たりで、最後の一滴まで余さず飲み干せる。
●盛岡市稲荷町12ー5 019ー646ー0541 11:00~23:30(22:30L.O) 無休 P有り
昭和28年頃に創業した「白龍」は盛岡じゃじゃ麺の元祖。初代店主が戦時中に満州で食べた中国の炒め味噌うどんを、日本人に合わせアレンジしたのが始まり。程良いコシの中太麺に、豚ひき肉やシイタケ、ゴマ、ネギなど15種類の素材を合わせた肉炒め味噌をたっぷり乗せテーブルへ。良くかき混ぜて最初はそのままで、次にラー油やニンニクなどを好みで加え、味の変化を楽しみたい。
■正直・元祖じゃじゃめん白龍(ぱいろん)
「じゃじゃ麺」は小・中・大盛の3種類で、写真は麺400gの中盛(550円)。香辛料や香味野菜が利いた肉みそは甘みが控えめで食欲を促進する複雑な味わい。食べ終わった後、その皿に卵を割り、ゆで汁と味噌、ネギを加えてもらう「ちいたんたん」(50円)という玉子スープで締めるのが通の食べ方。
●盛岡市内丸5ー15 019ー624ー2247 本店は11:30~21:00(日曜は19:00まで) 無休 分店は9:00~15:00 日曜定休
<岩手県>
総面積は北海道に次ぐ広さ
郷土芸能の宝庫で伝統祭りも多い
リアス式海岸が広がる三陸海岸は
日本有数の好漁場と言われ
アワビの養殖生産高は全国1位