★辻選手、メダルならず(8月29日) 東京パラリンピックの陸上競技、女子400メートル(T47=上肢障害)決勝が28日、オリンピックスタジアムで行われ、函館本通中学校出身の辻沙絵選手(26、日体大教)は、58秒98の記録で5着となり、リオ大会に続く2大会連続のメダル獲得はならなかった。9月4日には女子200メートルに出場し、予選で敗退。函館の関係者からもねぎらいの声が聞かれた。
★西部地区のまちづくりテーマにシンポジウム(29日) 函館市西部地区再整備事業の実施団体を担う第三セクター「株式会社はこだて西部まちづくRe―Design」の会社設立を記念したシンポジウムが28日、五島軒本店で開かれた。有識者による基調講演やパネルディスカッションを通じ、西部地区の新たな可能性に思いをはせた。
★函館出身・池崎躍動、車いすラグビーは銅(30日) 東京パラリンピックの車いすラグビー最終日は29日、国立代々木競技場で順位決定戦を行い、3位決定戦で日本が60―52でオーストラリアを破り、リオ大会に続き2大会連続となる銅メダルを獲得した。市内では、函館出身の池崎大輔選手(43、三菱商事/TOKYO SUNS)を応援しようと、池崎選手が在籍していた車いすバスケットボールチーム「ハダーズ函館元町ライオンズWBC」(山田行広代表)の選手ら6人が29日、市総合福祉センターに集まり、声援を送った。
★道吹奏楽コン、道南勢4団体が全日本、東日本大会へ(30日) 第66回北海道吹奏楽コンクール(北海道吹奏楽連盟など主催)が26~29日、札幌コンサートホールKitaraで開かれた。道南勢は7団体が金賞を受賞し、中学校A編成の北斗上磯、大学の道教育大函館校吹奏楽団がともに本道代表として全日本吹奏楽コンクールの出場を決めた。小学校は北斗上磯と木古内が東日本学校吹奏楽大会に出場する。
★妊婦優先接種、動き広がる(31日) 千葉県で新型コロナウイルスに感染した妊婦の搬送先が見つからず、新生児が亡くなった事案を受け、道南でも妊婦へのコロナワクチンを先行接種する動きが活発化している。人口の多い北斗市は先行接種することを表明。函館市は9月から妊婦と同居家族の優先接種の予約を始めた。
★五島軒新社長に若山豪専務、直社長は会長に(31日) 函館市末広町に本店を構える老舗レストラン「五島軒」は30日、定時株主総会と取締役会を同社本店で開き、役員改選で若山直社長(76)が会長、若山豪専務(38)が5代目社長に就任した。就任はいずれも同日付。
★函館市、8月の感染者過去最多の426人(1日) 函館市内の8月の新型コロナウイルス新規感染者(発表分)は、31日で426人に達した。これまで最多だった今年1月の281人を145人上回り、3桁超えは5月の120人以来。クラスター(感染者集団)も月内に6件発生した。
★樺太連盟函館支部、活動に区切り(1日) 戦後、樺太からの引き揚げ者を支援してきた全国樺太連盟函館支部(平沼冠三支部長)は3日に函館市大手町の樺太引揚者上陸記念碑前で開かれる記念祭(市主催)を最後に活動を終える。中央の「樺連」も会員の高齢化などを理由に3月末で解散している。
★大船遺跡、クマ出没で見学休止(2日) 7月に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する函館市の史跡「大船遺跡」で8月30日にクマ1頭が目撃され、同日から臨時閉場となっている。1日現在クマは捕獲されておらず、同遺跡を管理する市教委文化財課では「現時点で再開のめどは立っていない」としている。
★道、日本酒コンクール初開催へ(3日) 道は、今月23~25日に札幌市内で日本酒の味や風味を競う「北海道の酒アワード2021」を初めて開く。箱館醸蔵(七飯町)の郷宝「特別純米酒 彗星(すいせい)」を含む、道産米で醸造した市販酒18種類(道内14、道外4の酒蔵)がエントリー。一般消費者の視点から最もおいしい道産日本酒を決める。
★トラピスト修道院、展示スペース刷新(3日) トラピスト修道院(市三ツ石)で一般公開している旧受付棟展示スペースが1日、リニューアルオープンした。市がスペースを借り受け、修道院の歴史や童謡「赤とんぼ」の作詞者三木露風(1889~1964)とのかかわりを示すパネルなど5枚と展示台1台を新たに設置した。
★菅首相退陣、道南野党「投げ出し」と批判(4日) 菅義偉首相(自民党総裁)が3日、同党総裁選への不出馬の意向を表明したことを受け、道南の与党関係者からは決断に理解を示す声が上がった一方、野党からは「新型コロナウイルス対策を投げ出した」と批判する声が相次いだ。