★函病、黒字確保もコロナの影響(29日) 函館市病院局は、市立3病院(函館、恵山、南茅部)の今年度上半期(4~9月)の事業実績を公表した。収支の柱となる市立函館病院(函病)は、4年に1度行われる診療報酬額の改定などで、前年同期比29%増の2億8288万円の黒字を確保。ただ、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外来患者の受け入れ制限や手術の抑制などが影響し、当初の執行計画を33%下回った。
★3氏に白鳳章、青麒章贈呈(29日) 函館市文化団体協議会(今井憲克会長)は27日、今年度の白鳳章と青麒章の贈呈式を市亀田交流プラザで開いた。約60人が見守る中、今井会長から、ピアニストの伊藤亜希子さんと函館書芸社理事長で書家の鈴木孝徳さん(号・大有)に白鳳章、ピアニストの高実希子さんに青麒章を贈った。
★函館市ふるさと納税8億円見込む(30日) 応援したい自治体に寄付できる「ふるさと納税」で、函館市への今年度の寄付額が過去最高の8億円に達する見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大による「巣ごもり需要」が背景にあるとみられ、昨年度の寄付額は5億7985万円に対し、今年度10月末時点の寄付額は、前年同期比3・7倍の3億7958万円。件数は同3・1倍の3万2552件に上る。
★未来大、北見工大がカーリングの技術向上研究(30日) 公立はこだて未来大学の竹川佳成准教授(40)の研究室ではAI(人工知能)を活用し、カーリングの技術向上を目指す研究を北見工業大学(北見市)などと共同で進めている。赤外線カメラを活用し、氷上のストーンの軌道を可視化するトラッキングシステムをはじめとした研究を通じ竹川准教授は「日本のカーリング界での金メダルに貢献できたら」と意気込む。
★函館市、福祉拠点の概要公表(1日) 函館市は2022年4月に開設する福祉拠点の概要を公表した。市内10カ所の高齢者相談窓口「地域包括支援センター」に複数の機能を持たせて役割を拡充。現在の高齢者を対象とした相談対応に加え、障害や子育て、貧困など幅広い分野の悩みにワンストップで対応する構え。運営事業者の選定作業を21年夏ごろに始める。
★空白域の南茅部地区でタクシー運行(1日) 第一交通産業グループの「ことぶき第一交通」(函館市広野町)と「美咲第一交通」(同亀田町)は12月1日から、南茅部地区でのタクシー営業を始める。市立函館南茅部病院や市南茅部支所などを待機場所とし、2台体制で同地区の住民の足を担う。
★クリスマスファンタジー開幕(2日) 函館の冬の一大イベント「2020はこだてクリスマスファンタジー」(実行委主催)が1日、金森赤レンガ倉庫前の特設会場で開幕した。新型コロナウイルス感染予防の観点からイベントはなかったが、「メリークリスマス」の合図で一斉に点灯。夜空に上がる花火と海に浮かぶクリスマスツリーが今年も変わらない輝きを見せた。
★マーク商事、マスク工場が完成(2日) マーク商事(北斗市追分3、熊谷貴典社長)は1日、七飯町中島に設置したマスク製造工場の落成式を開いた。OEM(相手先ブランドによる生産)供給元のヤマシンフィルタ(横浜市)の山崎裕明常務らを含む関係者約30人が出席。日本製の高機能マスク需要拡大を見据えた新拠点の完成を祝った。
★11月は函館市内で71人感染(3日) 函館市内で11月に判明した新型コロナウイルスの感染者は71人となり、単月でこれまで最多だった4月(4人)の18倍近くに上った。クラスター(感染者集団)の発生や感染経路が分からない患者の増加などが数字を押し上げる要因となった。帰省による往来や会食が増える年末年始を前に、市立函館保健所はあらためて感染対策の徹底を呼び掛けている。
★現代の名工にフラワー装飾の佐藤さん(3日) 今年度の国の技能卓越者「現代の名工」に、道南から唯一、雄喜フラワーデザインスタジオ社長の佐藤雄喜さん(79)が選ばれた。フラワー装飾の分野で長年培った技術や知識が高く評価された。佐藤さんは若い人への技術の継承などに意欲を見せている。
★引きこもり、4000人超の推計(4日) 函館市はこのほど、市独自としては初めての引きこもりに関する実態調査結果を発表した。市内の引きこもりは4202人いると推計され、本人回答では男性が6割以上と圧倒的に多い。年代は60~64歳が約3割と最多だが、各年代に一定数いることが確認された。
★五稜郭、電球盗難相次ぐ(4日) 11月29日に開幕し、五稜郭の星形の堀の形をイルミネーションで浮かび上がらせる「五稜星の夢(ほしのゆめ)」会場で、電球の盗難が相次いでいることが3日までに分かった。イベント開幕前に7個、開幕後にも1個が盗まれ、主催の実行委は「協力いただいた市民の気持ちを踏みにじる心ない行為。絶対にやめて」と話している。
★コープさっぽろ、コロナ療養施設に支援物資(5日) コープさっぽろ函館地区本部(川上啓本部長)は4日、道が運用している新型コロナウイルス軽症者・無症状患者が療養できる「東横イン函館駅前大門」に対し、カップ麺100人分など支援物資を寄付した。
★成人式中止相次ぎ、新成人落胆(5日) 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、道南の各市町では来年1月に予定されていた成人祭、成人式の中止の発表が相次いでおり、新成人やレンタル衣装店などからは落胆の声が上がっている。