★大間訴訟「長期化辞さず」、市が初の市民報告会(10日) 函館市が国と電源開発(東京)に対し、大間原発(青森県大間町)の建設差し止めを東京地裁に求めた訴訟の市民報告会(市主催)が9日、ホテル函館ロイヤルで初開催された。約200人を前に工藤寿樹市長は「大間原発の凍結は市民の総意。今後も不退転の決意で臨む」と述べた。
★シニア世代対象、昼カラオケ店オープン(10日)
シニア世代を対象にした期間限定のカラオケ店「昼カラ」が10日、函館市本町17の第1LC館4階にオープンした。同ビルを運営するリンクル函館営業所と通信カラオケサービスの第一興商函館支店が来年1月末までの日曜日限定で営業。昼カラオケの需要や収益性を図った上で、夜間のみ営業しているスナックなどに提案していく考えだ。
★飛鳥IIで函館発着クルーズ実施へ(12日) 函館への寄港回数が今夏で100回を超えるなど市民になじみの深い豪華客船「飛鳥II」(5万142トン)を運航する郵船クルーズ(横浜)は来年9月、初めて函館発着のクルーズツアーを実施する。市は客船発着港としての活用促進を目指しており、初のツアーを歓迎。宿泊などによる経済効果にもつなげたい考えだ。
★市消防本部、不正受給で307人処分(12日) 函館市消防本部(近嵐伸幸消防長)の職員が時間外手当を不正受給していた問題で、函館市と同本部は11日、北消防署の副署長ら3人を戒告とするなど、職員全体の約8割に当たる307人を処分したと発表した。同本部は来年度から夜勤の勤務体制を一新するほか、1日付けで業務改善委員会を立ち上げ、再発防止策を講じる考え。
★「ななみつき」7玉7万円(13日) 七飯町産ブランドリンゴ「ななみつき」の初競りが12日、函館市青果物地方卸売市場であった。きり化粧箱入り7玉が4年連続で過去最高値と同額の7万円で競り落とされ、早速函館市内のデパートに並んだ。
★函館駅前「HAKOVIVA」12月1日オープンへ(14日) 大和ハウス工業(大阪市)は13日、JR函館駅前に建設した複合商業施設「HAKOVIVA(ハコビバ)」を12月1日にオープンすると発表した。地上11階建てのホテル棟のほか、昭和の街並みを再現した「函館駅前横丁」やスポーツジムなど19店で構成。地元客の利便性向上や外国人観光客の誘致で駅前の活性化を図る。
★ササラ電車試運転(14日) 本格的な降雪シーズンを前に、函館市企業局交通部は13日、除雪用車両「ササラ電車」の試運転を行った。雪をはらう竹製のブラシの回転具合などを点検し、出動に向け準備を整えた。
★車上狙い相次ぐ(14日) 道警函館方面本部管内で今年9月以降、車上狙いが多発している。9月11日以降の3カ月間で発生した件数は約90件で、被害額の合計は少なくとも150万円に上る。昨年は11、12月で65件の被害があり、同本部は年末に向けて注意を呼び掛けている。
★大嘗祭に合わせ函館八幡宮で当日祭(15日) 函館八幡宮(川見順春宮司)は14日、大嘗祭(だいじょうさい)当日祭並びに新嘗祭を本殿で行った。天皇陛下の即位に関わる重要祭祀である大嘗祭が執り行われることを報告するとともに、今年1年の五穀豊穣(ほうじょう)への感謝と国の安寧に祈りをささげた。
★道南でも積雪(16日) 北海道付近が強い冬型の気圧配置となった影響で、15日の渡島・桧山は断続的な雪となった。気象庁の速報値によると、森と八雲町八雲、厚沢部鶉で最大積雪10センチを記録。函館でも湿った大きな雪が降り、まちは薄っすらと雪化粧した。
★水産高専攻科紺野さん、海技士1級に合格(16日)函館水産高校(亀山喜明校長)専攻科機関科2年の紺野海次さん(20)が、船舶の職員として働くために必要な国家資格、海技士(機関)の中で最上級に当たる1級の筆記試験に合格した。紺野さんは「3級、2級と比べ苦労したが、その分達成感がある。エンジントラブルが起きても冷静に対処できる機関士を目指し、さらに頑張りたい」と決意を新たにしている。