★ごみ処理一部、札幌市に委託案(16日) 函館市は今年度、市唯一のごみ焼却処理施設「日乃出清掃工場」(日乃出町)の整備工事に伴い、10月から可燃ごみの処理が通常通りにできない期間があるため、全焼却炉を停止する期間中も適切にごみ処理を行うため対策を講じる。市民や事業者に期間中のごみ減量化を市ホームページ、市政はこだてで呼び掛けるほか、処分先の変更、既存の取り組みを活用し札幌市に処理を委託する方法も協議している。
★3月の認可申請見送り(16日) 函館市は、JR函館駅前の百貨店「棒二森屋」跡地の再開発計画に関し、函館駅前東地区市街地再開発準備組合(渡辺良三理事長)が、3月に予定していた道への組合設立認可申請を見送ったことを明らかにした。複合施設の建設にあたり、ホテル計画に外資系ホテルを誘致できる可能性が出てきたためで、組合側は事業計画の再検討を行うとしている。
★函館市、初の最優秀賞(17日) 函館市が2023年に実施した「中国人富裕層向け観光コンテンツ造成・販売事業」が、一般社団法人日本地域広告会社協会(JLAA、東京)主催の第8回「JLAA地方創生アワード」で、最優秀賞を受賞した。アフターコロナを見据え、中国人の富裕層向けに個別の旅行プランをつくり、観光消費額の増加や地域の活性化に結び付けたことが高い評価を受けた。
★鈴木氏が無投票再選(17日) 任期満了に伴う木古内町長選が16日に告示され、無所属の現職、鈴木慎也氏(44)以外に立候補の届け出がなく、無投票再選を果たした。町本町の選挙事務所では午後5時5分ごろに選挙カーが戻ると近隣首長や道議、支持者が拍手で出迎え、鈴木氏は両手を振って応えた。
★函館駅乗り入れ、本格議論開始(18日) 北海道新幹線の函館駅への乗り入れを目指す函館市が公表した整備費などの調査結果について、市議会総務常任委員会(島昌之委員長)は17日、委員協議会を開いて質疑を行った。市は160億円台と試算した整備費の財源に関し「内容を分析した上で、事業のスキームや財源を含め検討したい」と財源をどう捻出するかの説明を避けた。技術的に実現可能とする調査結果の議論が本格的に始まった。
★高まるニーズ、相談過去最多(18日) 函館市社会福祉協議会が運営する市成年後見センター(市総合福祉センター内)は、2023年の実績をまとめた。相談件数は過去最多で、前年度に比べ2割ほど増え952件となった。同センターは「地域の高齢化が進んだことで対象者が増え、制度へのニーズが高まっている」と分析している。
★「ハコラブ」で函館観光PRを(19日) 函館市は今年度、SNS(交流サイト)上で新たにハッシュタグ「#ハコラブ」を付け、観光資源をPRする試みを始める。市公式アカウントがインスタグラムで函館愛のあふれる写真投稿とタグ付けを市民や観光客に呼び掛ける。はこだて観光大使にも協力を依頼し、情報の拡散を図る。
★函館でサクラ開花(19日) 函館地方気象台は18日、函館市でサクラが開花したと発表した。昨年に次ぐ過去2番目の早さ。平年より10日早かったが、記録が残る1953年以降、最も早かった昨年の4月14日よりは4日遅かった。
★ファンの前で熱く疾走(19日) 函館けいりんは18日、市営函館競輪場(函館市金堀町)で今年度初の有観客レースを行った。待ち望んだ競輪ファンが訪れ、白熱したレースを楽しんだ。
★街路灯設置補助、上限額引き上げ(20日) 函館市は今年度から、町会を含む街路灯の維持管理団体(256団体)が市の補助を受けて街路灯を設置する制度に関し、上限額を引き上げた。補助率は85%で従来と変わらないが、LED灯の柱と灯具両方を設置する場合、上限額をこれまでの7万6000円から10万8000円に見直す。町会運営の負担軽減を図るのが狙い。
★紫アスパラ甘い(20日) 北斗市細入の農業用ハウスで、紫アスパラガスの収穫が本格化している。今年は積雪が少なく生育は順調で、太くて甘い紫アスパラに仕上がっている。野菜の有機栽培に取り組む「ソーシャル・エイジェンシー」(函館市富岡町1、榊清市社長)が、無加温ハウス3棟と露地で紫アスパラを栽培。