★肌寒さの中、連休スタート(28日) 10連休となるゴールデンウイーク(GW)が27日、スタートした。道南は3月中旬並みの寒さで、冷たい雨の降るあいにくの初日となり、観光地の人出は湿りがちだが、松前町や森町ではさくらまつりが開幕し、家族連れらが多く訪れた。
★令和丸、新時代へ船出(28日) 斉藤工務店(松前町原口)の斉藤義市社長(71)は、小中学校時代の同級生3人と共に2年掛かりで北前船の模型を制作し、新元号にちなんで「令和丸」と命名した。斉藤社長は「興味のある人がいれば、有償で譲りたい」としている。
★北斗、陣屋桜まつり盛況(29日) 26日に開幕した北斗桜回廊の観賞スポットの一つ、国指定史跡、松前藩戸切地陣屋跡(北斗市野崎)で28日、北斗陣屋桜まつりが開かれた。今年で23回目。園内のサクラはまだ見頃を迎えていないが、好天の下、多くの来場者でにぎわった。
★90年の歩み一冊に(29日) 雑誌「婦人之友」の愛読者でつくる函館友の会(佐藤由紀代総リーダー)は、創立90周年記念誌を発行した。これまで同会の公式な記録は発行しておらず、今回が初めて。90年の歩みを振り返るとともに、全会員の思いも載せ、昭和と平成の時代をひも解く貴重記録となっている。
★豪華2客船、同時入港(30日) セレブリティ・クルーズ社(米国)の「セレブリティ・ミレニアム」(9万963トン)と、アザマラ・クラブ・クルーズ社(同)の「アザマラ・クエスト」(3万277トン)が29日、函館港に相次いで入港した。昨年10月の若松埠頭(ふとう)暫定供用開始以降で客船の同時寄港は初めて。遺愛女子中学高校では、ツアーで訪れた両船の乗客をもてなそうと、生徒が日本文化などを紹介した。
★令和幕開け(1日) 憲政史上初となる天皇の退位に伴い、元号が1日、平成から令和に変わり、新時代の幕が開けた。道南の政財界からは平和な時代が続くことを願うとともに、新たな気持ちで地域の発展に尽力したいとする声が多く聞かれた。
★令和始動、市民祝福(2日) 元号が令和に改まった1日、道南は祝賀ムードに包まれた。大安と重なったため、函館市役所には婚姻届を提出するカップルが続々。大型店では紅白まんじゅうを配り、福袋を販売するなどお祝いムードが広がった。
★新茶、初夏感じて(2日) 2日は立春から数えて88日目の「八十八夜」。茶摘みの適期とされ、函館市内の専門店やスーパーなどの店頭にも新茶(煎茶)が並び、初夏の爽やかな香りが広がっている。
★岡河さん、暗算十段合格(3日) 3月に函館商業高校であった第390回暗算検定試験(全国珠算教育連盟主催)で、若葉そろばん塾(函館市日吉町1、小谷内節塾長)に通う市立函館高校1年の岡河紗菜さん(15)が、最高位の暗算十段に合格した。道南では13人目の合格者となる。
★蛍光灯、風前のともしび(4日) 大手電機メーカーが、蛍光灯の点灯に使う照明器具の国内生産を3月末に終了し、道南の自治体や企業でも省エネ性能の高い発光ダイオード(LED)への置換を迫られている。蛍光灯(管球)そのものもメーカーが生産を縮小する動きを見せており、対応は待ったなしだ。ただ、LED化の推進は新たな設備投資が必要となり、財政が厳しさを増す市町にとって悩ましい問題だ。
★相談先一目で(4日) 函館市教委は、学校生活での疑問や困った際の対応が一目で分かる「学校教育ガイド」を初めて作り、市立学校(小学校43校、中学校21校)を通じ全保護者に配った。就学援助など保護者に知ってほしい制度や、荒天時の連絡など学校に問い合わせが多いと思われる内容を紙にまとめたもので、各家庭での活用を呼び掛けている。