★桜雲包む最北の城下町(21日) 第76回松前さくらまつり(北海道まつまえ観光物産協会主催)が20日、松前公園で開幕した。ほぼ満開となったソメイヨシノ、徐々に花数を増やし始めた八重桜の南殿(なでん)などが美しい花を揺らし、最北の城下町を鮮やかに彩っている。
★ダイヤモンド・プリンセス今年度初入港(21日) 米プリセンス・クルーズ社の大型クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5906トン)が20日、函館港若松埠頭(ふとう)に今年度初入港し、多くの市民や観光客が出迎えた。
★市のふるさと納税15億1900万円(22日) 函館市の2023年度ふるさと納税の寄付額は15億1900万円(確定値)、寄付件数は8万3036件といずれも過去最高に達した。制度改正前の駆け込み需要や、大泉潤市長によるお薦め返礼品の実食動画などが奏功した。ただ、目標の20億円には届かなかった。
★来場者数600万人突破(22日) 道の駅「なないろ・ななえ」の来場者数が21日、600万人を突破した。2018年3月23日の開業から約6年1カ月で達成。春の行楽シーズンを迎え、施設内は観光客などで活気づいている。
★窓ピカピカ景色一望(23日) 五稜郭タワー(中野恒社長)は22日、展望台窓ガラスの清掃作業を始めた。五稜郭公園で咲くサクラをより美しく見てもらおうと、この時期恒例の作業。作業員が3人が黄砂などで汚れたガラスをきれいにした。
★苅部氏が初当選(23日) 無所属新人同士の一騎打ちとなった木古内町議再選挙(欠員1)は21日、投票が行われ、即日開票の結果、町木古内の自営業、苅部礼司氏(65)が957票を獲得し、町本町の自営業、田辺盛治氏(70)を破り初当選を果たした。
★6小学校の統合見送り(24日) 函館市教委は、児童数が減少する市内の八幡小、万年橋小、千代田小を八幡小に、中部小、北星小、中島小を中部小に統合する再編計画に関し、2026年4月の統合を見送る方針を固めた。保護者アンケートで通学距離、時間が増えることで児童の負担が大きくなるとの懸念があるためで、今後、市教委として機関決定する。
★函館でサクラ満開(24日) 函館地方気象台は23日、函館でサクラ(ソメイヨシノ)が満開になったと発表した。昨年より3日遅く、平年より9日早い観測で、記録が残る1953年以降、2021年と同じ3番目の早さだった。
★熱帯植物園、過去最多17万人(25日) 函館市は、市熱帯植物園(湯川町3)での2023年度の入園者数が17万8597人だったと明らかにした。平成元(1989)年以降で過去最多だった19年度の14万5990人を22%上回った。新型コロナウイルスの5類移行で、台湾を中心としたインバウンド(訪日外国人)需要が回復したことや、国内観光客の増加も要因とみられる。
★市長「実現に向け検討」(26日) 函館市の大泉潤市長は25日、市議会各会派の代表者会議に出席し、北海道新幹線の函館駅乗り入れに関し「調査結果を踏まえ、今後市として実現に向け検討していく」と表明した。市長が市議に直接説明するのは今回が初めて。
★道の駅みそぎの郷きこないにドッグラン(26日) 道の駅みそぎの郷きこないを運営する木古内公益振興社(北島孝雄代表理事)は25日、道の駅隣接の道道ロータリー内にドッグランをオープンした。町内初の施設で、愛犬と一緒にドライブを楽しむ観光客の来訪増加が期待される。
★大泉市政1年(27日) 函館市の大泉潤市長は、27日で就任から1年を迎える。「一丁目一番地」の政策として北海道新幹線の函館駅乗り入れを掲げ、3月末には160億円台の整備費で「技術的に可能」とする調査結果を公表。市長は「市民と地域の悲願だ」として乗り入れに強い意欲を示すが、JR北海道から実現に疑問の声が挙がり、市議会からも車両費や整備の財源を問う質問が相次いだ。市長は函館活性化の起爆剤としたい考えだが、実現のハードルは高い。