★肺がん手術前にリハビリ(6月30日) 肺がん患者の早期回復のため、函館五稜郭病院(五稜郭町、中田智明院長)と高橋病院(元町、高橋肇院長)が連携を開始した。患者は五稜郭病院で手術する前に、高橋病院に1週間程度入院し、術前リハビリテーションをする。身体機能や栄養について指導を受け、術後の体力、呼吸機能低下を防ぐ狙いだ。国内でほかに例がない先進的な取り組み。両病院は「術後のリスクを減らし、元気に社会復帰することを手助けしたい」としている。
★函大柏稜、知内、函大有斗が南大会へ(6月30日) 第106回全国高校野球選手権南北海道大会函館支部予選(道高野連など主催)の最終日は29日、函館市のオーシャンスタジアムで代表決定戦3試合を行い、Aブロックは函大付属柏稜、Bブロックは知内、Cブロックは函大付属有斗が勝ち、11日から札幌円山球場などで行われる南北海道大会出場を決めた。
★函館マラソン7721人出場(1日) 2024函館マラソン(函館市、市教委、道南陸上競技協会など主催)が6月30日、千代台公園陸上競技場を発着するコースで開かれた。7721人が出場し、函館の街並みと初夏の風を感じながら駆け抜けた。
★最高路線価、過去最低(2日) 国税庁は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2024年分の路線価(1月1日時点)を公表した。札幌国税局によると、函館税務署管内の最高路線価(1平方メートルあたり)は、函館市本町、道道函館南茅部線通りの丸井今井函館店前で、前年と同額の13万5000円。記録が残る1989年以降、昨年に続き過去最低となった。
★福島小・長浦校長南極へ(2日) 第66次南極地域観測隊の同行者として、福島小学校の長浦紀華校長(55)が決定した。12月5日に日本をたち、2025年1月2日から約1カ月間昭和基地に滞在し、現地から同校児童に向けたリモート授業も予定する。長浦校長は「温暖化や地球規模の環境課題がある中で、南極でどのような人が何を研究しているのかじかに触れたい気持ちがあった。子どもたちには本気で挑戦する大切さを伝えたい」と話している。
★6月スルメイカ過去最低(3日) 函館市農林水産部がまとめた市水産物地方卸売市場での6月の生鮮スルメイカ取扱量は、前年同期比10トン減の19トンとなった。漁期ごとの統計を取り始めた2005年以降で、21年の26トンを下回り、過去最低を更新。漁期が始まって1カ月だが、壊滅的な不漁に見舞われている。
★北斗のホッキ期待高まる(3日) 北斗市沿岸で2日、ホッキ貝の突き採り漁が始まった。先端に4本の爪が付いた長さ約5メートルの棒を使い、前浜だけで行っている伝統的な漁法。上磯郡漁協上磯支所によると、5隻が出漁し、約150キロを水揚げした。漁期は来年3月末まで。
★20年ぶり新紙幣発行(4日) 日本銀行は3日、新しい紙幣の発行を始め、道南の金融機関にも新紙幣が到着した。一方、温泉施設など一部店舗は券売機の新紙幣への対応準備が進まず、更新作業の遅れもみられている。
★故人しのび冥福祈る(4日) 1971年に七飯町の横津岳に東亜国内航空(現日本航空)のYS―11型機「ばんだい号」が墜落した事故から53年となった3日、事故現場近くの慰霊碑前で追悼慰霊式が行われた。日本航空(JAL)の鳥取三津子社長や杉原太町長、JALグループ社員、遺族など約30人が故人をしのび、碑に花を手向けた。
★「福祉拠点」相談件数1万3032件(5日) 函館市は、市内10カ所にある地域包括支援センター(福祉拠点)の2023年度相談件数(電話、来所)が、前年度比3707件増の延べ1万3032件だったと明らかにした。市が自立相談支援機関業務を直営で行っていた15年度以降で初めて1万件を超え、過去最多となった。引きこもりや就労に関する相談が増えたことが要因とみられる。
★知内沖サーモン水揚げ順調(5日) 知内町森越沖の大型いけすで試験養殖しているトラウトサーモン(ニジマス)の初年度の水揚げが始まった。外海で実施する道内最大規模の試験事業で、当初見込みよりも魚体は大型で順調に生育し、150トン程度の水揚げを見込む。一部は「北海道知内サーモン」の名でブランド化を図る計画で、8月以降に町民向けの販売会や学校給食での提供などを予定。
★情報公開請求1320件(6日) 函館市は、2023年度の情報公開制度の利用状況をまとめた。市が受け付けた公文書開示請求の件数は前年度比49件減の1320件、請求者数は同8人減の145人となった。23年度の請求件数は、19年度以降の過去5年間で最も少なかった。