【鹿部】一般社団法人子育て支援協会(吉田勝彦理事長)が主催する、今年度の「日本子育て支援大賞」に、保護者の経済的負担軽減に力を注ぐ鹿部町が選ばれた。道南自治体の受賞は昨年の厚沢部町に次ぐ2例目。12日に千葉県浦安市で表彰式が開かれ、盛田昌彦町長が賞状を受け取った。
優れた商品やサービス、工夫ある取り組みを表彰するもので、今年は自治体部門で4市町が受賞。道内では鹿部町のほか、北広島市が受賞した。盛田町長は「大変うれしい。町民、町職員の励みにしたい」と喜ぶ。
鹿部町は「子育て負担ゼロへの挑戦」を掲げ、昨年「子ども未来きらきらプラン」条例を制定。不妊治療費や出産応援金をはじめ、小中学校の教材費、給食費、制服代、修学旅行代を全額町負担としているほか、中学と高校卒業時に10万円を支給、高校生には月額1万5000円を支給するなど「ロングランで大変手厚い」支援が高く評価された。(神部 造)