★道内港食品輸出788億円(12日) 道は、2023年(1~12月)の「北海道食の輸出拡大戦略」の推進状況をまとめた。道内港からの道産食品の輸出額は前年同期比20・3%減の788億1000万円。中国が昨年8月下旬に日本産水産物の禁輸を始めた影響で、噴火湾産を含むホタテ貝や、道南も主産地のナマコの輸出が減少。中国が輸入停止措置を解除する見通しは立っておらず、道はホタテについて輸出先の多角化や国内消費の強化に取り組む考え。
★木古内「ゼロきこ」創設(12日) 木古内町は、温室効果ガスの実質ゼロを目指す取り組みの一環として「ゼロカーボン木古内推進事業」を新たに展開する。「ゼロきこ」と通称を名付け、町民向けには6月から省エネ家電の買い換えの補助事業を実施する。
★エネ地産地消検討へ(14日) 函館市は今年度、廃棄物発電を利用したエネルギー地産地消の取り組みを検討する。大規模な整備工事を進める日乃出清掃工場(日乃出町)の余熱を利用した発電量が、改修後の2029年3月に約3倍に増えるため、発電した電力を市内の公共施設で有効活用する体制構築を目指したい考え。市職員の勉強会や外部有識者の意見を集め、導入の可能性を探る。
★西山さん4度目頂点(14日) 千代の山、千代の富士の2人の横綱を輩出した福島町の母の日恒例イベント「第30回記念北海道女だけの相撲大会」が12日、福島大神宮境内鏡山公園の土俵で開かれた。道内外の21~51歳の力士62人がトーナメントで争い「まこデラックス山」こと西山まこさん(29)=知内出身、東京在住=が2019年以来通算4度目となる優勝を飾った。
★「高・長・少」で商品造成(15日) 函館市は今年度、高付加価値・滞在型グリーンツーリズム商品造成事業に取り組む。ワインや日本酒など函館独自の新しい農業資源を生かし「高価格で長時間滞在の旅行者を少数」を軸とした商品を造成し、今夏に有償のモニターツアーを実施する。
★紫や白フジ棚鮮やか(15日) 函館市の五稜郭公園の二の橋付近にあるフジ棚で白や紫色のノダフジが咲き始めた。房状に垂れ下がる花の下を通ると甘い香りが漂い、来園者を魅了している。
★道と東北6県、要望実現へ連携(16日) 北海道・東北6県議会議長会議が15日、函館市内のホテルで開かれた。函館での開催は初めてで、7道県議会の正副議長が地域の課題を議論。要望項目の実現に向けて互いに連携することを確認した。
★「ユキちゃん」ら修学旅行生歓迎(16日) 春の修学旅行シーズンに合わせ、JR新函館北斗駅で15日、東北、関東地方から北海道新幹線で来道した中学生を、道南の自治体関係者やマスコットキャラクターたちが「北海道へようこそ」と書いた横断幕を手に出迎えた。
★教職員「持ち帰り業務」66%(17日) 函館市立学校59校のフルタイム教職員のうち、約66%が仕事を自宅に持ち帰っていることが市教委のアンケートで分かった。業務の持ち帰りは行わないのが原則だが、実際に持ち帰らないと仕事が終わらない過酷労働の実態が浮かんだ。1カ月の持ち帰り総時間は1~10時間が30・7%で最も高かった。
★うみ信木古内店に道銀の共同窓口設置(17日) 北海道銀行(兼間祐二頭取)は16日、木古内支店(木古内町本町)を11月に函館支店(本町)に移転すると発表した。移転後は道南うみ街信用金庫(田原栄輝理事長)の木古内支店(町本町)内に共同窓口を設置。金融業務の共同化推進に向けたインフラを扱うソシオフューチャー(東京、菅原彰彦社長)のシステムを活用し、道銀の取引に対応する。
★一流選手、白熱レース(17日) 能登半島地震復興支援競輪「函館競輪開設74周年記念五稜郭杯争奪戦」(GⅢ)が16日、市営函館競輪場(金堀町)で開幕した。S班など一流選手が集結し、白熱のレースに初日から多くのファンが足を運んだ。
★ペリー提督に思いはせ(18日) 函館日米協会(中野晋会長)が主催する「ペリー提督箱館来航170周年記念行事」が17日、函館市内で行われた。雨天のため一部行事は通常開催を中止し、協会会員が中心に参列する短縮開催となったが、函館が国際観光都市となる礎を作ったペリー提督の功績をたたえた。