★GW初日、観光地活気(28日) 最大で10連休となる春の大型連休が27日、スタートした。高気圧に覆われ暖かい空気が流れ込み、道南の最高気温は森町25・3度、函館市美原23・6度が共に4月の観測史上最高を記録。終日青空となった函館市内は、五稜郭やベイエリアなどの観光地は活気にあふれた。公開中の映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」に多くの市内スポットが登場するとあって、パンフレットを手に「聖地巡礼」する人も目立った。
★花見やステージ満喫(28日) もりまち桜まつり(森観光協会主催)が27日、青葉ケ丘公園を主会場に開幕した。花見や出店、多彩なステージイベントを楽しもうと、初日から多くの家族連れが訪れた。
★昨年下回るも回復傾向(29日) 函館国際観光コンベンション協会(森健二会長)は、今年度に市内で開かれる大規模な会議や各種大会、国際イベントの予定をまとめた。現時点で57件、参加人数が計2万7475人と見込む。2023年度に比べ件数は4件、参加人数は1万7746人の減で、新型コロナウイルス感染拡大前の19年度の66件、3万8858人の水準には回復していない。
★特別ラッピング車両出発(29日) JR北海道は27日、函館が舞台となった映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」とタイアップしたプロモーションとして、函館-新函館北斗間のはこだてライナーの1編成に特別ラッピングを施した車両の運行を始めた。
★「消滅可能性」道南17市町(30日) 民間の有識者でつくる「人口戦略会議」(議長・三村明夫日本製鉄名誉会長)が発表した地方自治体の持続可能性に関する報告書によると、道南は渡島、桧山管内の計18市町のうち、七飯町を除く17市町が「消滅可能性自治体」に該当することが分かった。
★五稜郭公園、花見客で盛況(30日) 大型連休前半の3連休最終日となった29日、函館市の五稜郭公園は、咲き誇るサクラを目当てに多くの市民や観光客が来場し、にぎわった。ジンギスカン鍋に舌鼓を打ち、和気あいあいとした風情で花見を堪能した。
★宿泊税4段階定額制案(1日) 宿泊客から徴収する法定外目的税「宿泊税」の導入を目指す函館市は、宿泊料金に応じて1人1泊100~2000円を徴収する4段階の定額制案を公表した。宿泊者の負担感を考慮し、東京都や大阪府、京都市、金沢市など先行事例を参考に、道も段階的定額制を導入する案を提示していることから、徴収業務が複雑にならないよう配慮した。単年度税収は約4億円を見込み、導入開始は道と足並みをそろえる方針。
★新茶商戦始まる(1日) 1日は、立春から数えて88日目となる「八十八夜」。茶摘みに最適なシーズンが到来し、函館市内の専門店やスーパーでも新茶商戦が始まった。店内は青葉の甘い香りに包まれている。
★十字街電停12月に移設(2日) 函館市企業局交通部は、市電の十字街電停を現在の場所からJR函館駅寄りに約30メートル移設することを明らかにした。12月までに移設工事を終了させる見込み。スロープを設けバリアフリー構造とし、高齢者などの利便性と安全性の向上を図る。
★海上に優雅なお姫様(2日) 函館市の港町埠頭(ふとう)に1日、米プリンセス・クルーズ社のクルーズ客船「ロイヤル・プリンセス」(14万2714トン、乗員乗客4681人)が初入港した。全長約330メートル、1780全室がプライベート・バルコニー付きという優雅な姿に市民らが見入った。
★中央病院がガイドブック(3日) 函館中央病院は、医療的ケアの支援制度と相談窓口の情報を集約した「医療的ケアが必要なお子さんと家族のための支援ガイドブック~函館版」を発行した。市内で人工呼吸器や胃ろうなどを使った医療処置が日常的に必要な子どもを持つ家族向けの冊子で、当事者の思いやアドバイスを取り入れたほか、市の支援サービス内容に合わせ作成した。
★人出全開、道南観光地にぎわう(4日) 春の大型連休の後半4連休が始まった3日、函館は爽やかな初夏の日差しとなり、行楽地は国内外から訪れた観光客でにぎわった。駐車場や市電で混雑する時間があり、まちは人出全開で活気づいた。函館地方気象台によると、渡島、桧山管内は6日まで晴れや曇りとなる見込みで、連休中は盛況となりそうだ。