★食品ロスが増加(23日) 函館市環境部がまとめた今年度の食品ロス実態調査の結果によると、家庭から出た可燃ごみ全体に占める、手付かずの食品や食べ残しなど食品ロスの割合は10・92%で前回調査(2022年度)から1・27ポイント上昇した。年末年始は忘年会や新年会など会食の機会も増えることから、同部は家庭のほか、外食時を含めた食品ロス削減を啓発している。
★「未来大への増設望ましい」 看護系大学・学部開設で検討会議が方向性(24日) 函館市が開設の可能性を検討する看護系大学・学部を巡り「市看護系大学等設置に関する検討会議」(座長・斎藤征人道教育大函館校教授)は、設置する場合、公立はこだて未来大に学部を増設し、市立函館病院高等看護学院や同病院の一部を利用するケースが望ましいとする方向性を固めた。来年3月に予定する次回会合で意見を取りまとめ、市の政策会議で議論される。
★渡島の今年度上期観光入り込み780万人(25日) 渡島総合振興局と桧山振興局は24日、今年度上期(4~9月)の両管内の観光入り込み客数を発表した。渡島は前年同期比7・4%増の約780万8200人で、特に道外客が大きく伸びた。訪日外国人宿泊者数も同37・5%増の22万3289人と好調だった。桧山も同5・8%増の約94万2800人となった。
★良い年願って 正月用の門松、出荷待つ(25日) 函館市石川町の造園業、桔梗造園(山本久明社長)で正月用の門松作りが大詰めを迎えた。今年は14組の注文が入り、社員が作業に励んでいる。
★クリスマスファンタジー閉幕(26日) 函館の冬の一大イベント「2024はこだてクリスマスファンタジー」(実行委主催)が25日、閉幕した。海に浮かぶきらびやかなツリーや、冬空を彩る花火を一目見ようと、大勢の市民や観光客が訪れ、時間限定の演出、光が織り成すショーを楽しんだ。
★冬休みスタート! 函館市内小中学校など終業式(26日) 函館市内の市立小中、義務教育学校の57校で25日、2学期の終業式が行われた。児童や生徒は今学期を振り返り、これから始まる冬休みと来年への目標を発表した。
★年の瀬、正月飾りがまち彩る 大門地区に露店(26日) 歳末の風物詩「歳の市」が25日、函館市松風町のはこだてグリーンプラザで始まり、紅白の繭玉や大小のしめ飾りが年の瀬のまちを彩っている。今年も市内在住の国井弘昭さん(69)の露店が31日まで営業する。
★全道エゾシカ捕獲数過去最多(27日) 道はこのほど、昨年度の全道のエゾシカ捕獲数(確定値)が過去最多の15万6863頭(前年度比8・2%増)だったと発表した。南部(渡島、桧山、後志管内)も同18・9%増の7742頭と過去最多となった。エゾシカの増加により交通事故や農林業被害といったトラブル(あつれき)も増加する中、道は今年度のエゾシカ捕獲推進プランでメスの捕獲割合を高め、個体数の効果的な削減を目指している。
★外国人観光客を深掘り調査 量から質へ転換(28日) 渡島総合振興局は今年度、訪日外国人の深層心理や具体的ニーズについて情報を得る「定性調査」を進めている。渡島管内を訪れた外国人観光客を対象に、来訪の動機や目的、滞在時間の過ごし方、アドベンチャートラベルのニーズなどを聞き取り、観光を数値で表す量から、満足度や消費額などの質への転換を図るのが狙い。結果を来年2月末までにまとめ、3月に渡島管内市町へフィードバックし共有する。
★年内最後のクルーズ船 コスタセレーナ入港(28日) 函館港若松埠頭(ふとう)に27日、2024年最後の入港となるクルーズ客船「コスタセレーナ」(11万4261トン)が寄港した。韓国をメインとした約1100人が冬の道南観光を満喫した。