★松風で撤去、市電用廃レール架線柱米国製(26日) 函館駅前通(国道278号)で9~10月に行われた市電用架線の吊架(ちょうか)方式の変更工事に伴い、松風町の交差点から撤去した架線柱で使われていた廃レールが、米国で1927(昭和2)年に製造されたものとみられることが分かった。
★「放デイ」ガイドブック発行(27日) 函館市は、支援を必要とする障害のある子や発達に特性のある子のための福祉サービス「放課後等デイサービス」(略称・放デイ)について、函館市、北斗市、七飯町の事業所をまとめたガイドブックを発行した。市として初の発行で、2市1町の計81事業所を掲載。市は「事業所探しの″決定版〝」と強調している。
★減塩レシピで健康に(27日) 函館短大(澤辺桃子学長)食物栄養科2年生は「北海道味の素」(札幌)とともに地元食材を活用した減塩レシピ6品を考案した。20日からアークスグループの道南ラルズ(今野伸社長)の18店舗にPRブースを設置。26日にはスーパーアークス千代台店と港町店の店頭に立ち、来店客にこだわりのレシピを発信した。
★思わぬ発見、キタキチョウ(27日) 函館工業高校生物部長で3年の松浦冬真さん(17)が10月、北海道ではまれなチョウ「キタキチョウ」を函館市弁才町で採集した。道内では2020年に福島町で見つかったほか、21、22年にも松前町で発見されたが、函館市内での採集は64年ぶり。
★授業で企業の課題解決(28日) 七飯高校(菅原雅之校長)は今年度から、1年生が「総合的な探究の時間」で、道南の企業や団体が抱える課題に対し、解決プランを考える授業プログラムを導入した。鮮魚店や保険代理店などパートナー企業4社と協力し、課題解決のスキルを身に付けるとともに、社会人との交流を通じ学びを深めるのが狙い。
★北斗光回廊、新函館北斗駅彩る(28日) JR新函館北斗駅前を光で彩る「北斗市回廊」(市観光協会主催)が27日、始まった。今年度は約7万3000球のLEDライトを使用。また、市の公式キャラクター「ずーしーほっきー」の10歳の誕生日を祝うセレモニーと点灯式が市観光交流センターなどであり、来場者がイルミネーションの点灯とともに、上磯小吹奏楽部のコンサートを楽しんだ。
★水産加工業者支援広がる(29日) 東京電力福島第一原発の処理水海洋放出に反発し、中国が日本産水産物を全面禁輸したことを受け、道南の自治体で水産加工業者への支援が広がっている。函館市は、市内水産加工業者が輸出できず保管しているホタテを買い取り、市立小中学校などの学校給食に3万人分を来年2月に提供する方針を固めたほか、森町、八雲町でもホタテの学校給食への無償提供を着々と進めており、禁輸の影響を受けるホタテの需要喚起を強化する。
★函館初ウイスキー本格始動(30日) 函館市元町の蒸留酒販売会社「ビハインド・ザ・カスク」(澤田凌代表)による、函館初となるウイスキー蒸留所「ディ・トリッパー蒸留所」が今月下旬から稼働を開始した。来年1月から製造を本格化させ、同年末の初出荷を目指すとともに、12月1日からはクラウドファンディング(CF)に挑戦。地元著名人からの援軍も得て″函館発ウイスキー〝を全国や海外に広めていく構えだ。
★管楽合奏コン、全国最優秀賞(30日) 東京で12日に開かれた日本管楽合奏コンテストの中学生S部門に出場した木古内中学校吹奏楽部の三浦花部長(3年、14)と石塚希來莉副部長(2年、13)が27日、町役場を訪れ、鈴木慎也町長に最優秀受賞を報告した。惜しくもグランプリは逃したが、2人は「町の皆さんのたくさんの応援があってすてきな賞をもらった」と喜びを分かち合った。
★経済振興プラン策定検討(12月1日) 函館市は、市中小企業振興基本条例に基づく「経済振興プラン」(仮称)を2025年度に策定する方向で検討している。中長期的な経済政策に特化したプランで、市内での経済の現状分析、課題抽出のほか、目標に基づく施策を展開することを想定。環境の変化に柔軟に対応した地域経済の強化を実現する考えだ。
★クリファン開幕(12月2日) 函館の冬の一大イベント「2023はこだてクリスマスファンタジー」(実行委主催)が1日、金森赤レンガ倉庫群前の特設会場で開幕した。「メリークリスマス」の合図で、海に浮かぶツリーのイルミネーションが一斉に点灯。今年は、JRA函館競馬場特別協賛で初のプロジェクションマッピングを期間限定で行う。