★福島町千軒のソバ畑で優雅な舞(29日)畑一面に開花したソバの花を見ながら道無形文化財の伝統芸能「松前神楽」などを楽しむ「千軒そばの花観賞会」が28日、福島町千軒地区のソバ畑(3・5ヘクタール)で開かれた。
★函館市15年度決算、一般会計23億円黒字(29日)函館市は2015年度の各会計決算をまとめた。一般会計は、23億3206万円の黒字で、3年連続で財源調整のために基金は使わず、14年度決算の26億7900万円に次ぐ規模となった。特別会計、企業会計を含めた全会計連結決算は48億2983万円の黒字となった。赤字となった3会計のうち、病院事業会計の資金不足額は前年度より約10億円膨れ、19億9278万円に拡大した。
★バーベキュー祭りにぎわう(30日)函館産黒豚肉を味わう「第18回黒豚バーベキュー祭り」(函館商工会議所銭亀沢地区青年部主催)が28日、志海苔ふれあいひがし広場(志海苔町)で開かれた。おいしい黒豚や演奏発表で大勢の家族連れが楽しんだ。
★7月の函館空港乗降客、5カ月連続前年割れ(30日)函館空港事務所がまとめた7月の同空港乗降客数は、前年同月比4・2%減の15万6988人で5カ月連続の前年割れとなった。国内線がほぼ前年並みを維持した一方、国際線は同18・1%減の1万5258人で、台湾線の減便や中国本土を結ぶ海外定期便の運休を背景に、大幅に前年を下回った。
★台風10号直撃、道南大荒れ(31日)大型の台風10号は30日夜、岩手県大船渡市付近に上陸し、青森県を縦断して深夜に日本海に抜けた。暴風域に入った渡島、桧山管内では同日夜から猛烈な風雨に見舞われ、一部地域に避難準備情報が出た。渡島・桧山管内の2市13町が午後10時ごろまでに最大約5万2000戸で停電した。
★病院事業会計の資金不足で工藤市長「市政最大の課題」(31日)函館市の工藤寿樹市長は30日の定例会見で、2015年度決算で累積赤字額が19億9278万円となった病院事業会計について「市政における最大の課題だ。10億円単位の赤字ではあっという間に一般会計(の黒字)も食いつぶされてしまう」との厳しい認識を示した。
★福島町が千代の富士に特別功労者表彰へ(1日)福島町は8月31日、町出身で大相撲元横綱千代の富士の先代九重親方(本名・秋元貢。7月31日に61歳で死去)を特別功労者として表彰することを決めた。特別功労者の受賞は1987年の深山久三郎元町長以来2人目。
★道南で台風10号の強風被害拡大(1日)台風10号に伴う暴風の影響で、道南でも被害が拡大している。関係機関は8月31日、調査を一斉に進めたが、件数が膨大なため、被害の全容把握に時間を要する可能性がある。函館市では倒木や屋根のトタンが剥がれるなどの被害が相次ぎ、復旧作業に追われた。
★はこだてグルメガーデン終了、9万8千人来場(2日)北海道新幹線開業記念イベントとしてJR函館駅前特設会場で行われていた「はこだてグルメガーデン」が8月31日で全日程を終了した。2カ月間に計9万8000人が来場。実行委事務局は、函館や北海道の食の魅力を全国に発信する所期の目的を達成したとしている。
★函館市の台風被害800件以上に(2日)函館市総務部は1日、台風10号の影響による被害の中間状況をまとめた。件数は8月31日の集計より200件以上増え、800件以上となった。主な建物の被害では、元町公園内の道指定有形文化財「旧北海道庁函館支庁庁舎」(元町観光案内所)の屋根が倒木により破損。市の有形文化財「旧イギリス領事館」では外壁塗装のはく離が確認された。
★日本青年会議所道地区協議会函館大会開幕(3日)日本青年会議所(JC)北海道地区協議会が主催する「第65回北海道地区大会函館大会」が2日、函館アリーナで開幕した。会員や地域住民ら約2000人がオープニングパフォーマンスやフォーラムに参加した。
★函館駅前整備、大和ハウスに選定(3日)函館市が公募していたJR函館駅前の市有地を活用した整備事業プロポーザルで、市は2日、最優秀提案者に大和ハウス工業東京本店を選定したと発表した。地上13階建て、300室程度のホテル棟と店舗棟からなる複合開発計画で2019年5月の開業を計画。ただ、函館の歴史感にそぐわないデザインが含まれたため、推薦には至らず、9月末までに修正を求めた。
★坂木さん7年ぶりに「道南竜将」返り咲き(4日)「第20回道南竜将戦 三番勝負」(函館新聞社、日本将棋連盟函館中央支部主催)が3日、函館新聞社で開かれた。第19回大会優勝者で函館市の会社員前田貫さん(43)に対し、8月28日に同所で行われた挑戦権獲得戦で優勝した函館市の会社員坂木祐介さん(27)が挑戦、坂木さんが2勝し、7年ぶりに「道南竜将」の称号に輝いた。
★JR函館線4日ぶり再開(4日)JR北海道は3日夕、JR函館線の運転を4日ぶりに再開した。台風10号の影響で、函館線は500本以上の倒木が線路をふさぎ、電気通信設備の断線を招くなど甚大な被害を受けていた。函館と札幌を結ぶ大動脈が復旧し、旅客や物流が正常化に向かう。