飲み物の糖分にご用心！

　皆さんは日常でどのような飲み物を飲んでいますか？今回は飲み物についての注意点をお伝えします。コーラやサイダーなどの炭酸飲料、フレーバーウォーター（加糖）、スポーツドリンク、エナジードリンクを日頃から摂取されている方もいらっしゃると思います。これらの飲み物には糖分が沢山含まれているのですが、５００㎖のペットボトル１本分に含まれる糖分をスティックシュガー（３ｇ）に換算すると何本分になるのでしょうか？正解はコーラ・サイダー18～20本、スポーツドリンク８～10本、フレーバーウォーター（加糖）９本、１８５㎖の加糖缶コーヒーには４～５本、微糖コーヒー１本、エナジードリンクは２５０㎖缶で９本です。スティックシュガーを１度にたくさん摂取することは難しいのですが、飲み物になるとゴクゴクと飲めてしまうので、頻繁に飲んでいると血糖や中性脂肪が高値になり、肥満や糖尿病などの生活習慣病の原因にもなります。毎日飲んでいる方は週１回だけにする、小さめのコップ１杯にするなど摂取回数や量を少なくすることをおすすめします。
　野菜ジュースと青汁も注意が必要です。青汁や野菜ジュースを野菜代わりに毎日摂取している方がいますが、青汁と野菜ジュースは野菜の代わりにはなりません。野菜を毎食食べたうえでビタミンなどを補うためのものと考えて下さい。野菜ジュースには比較的糖分の多い人参やトマトなどが使用されているため、砂糖不使用の商品でもスティックシュガー４～５本分の糖質が含まれています。どうしても野菜を摂取することができない時に利用しましょう。生の野菜が準備できない時に備え、便利な冷凍野菜を常備しておくと、手軽に野菜を摂取できるのでお試し下さい。
　普段の飲み物は無糖のお茶や水、炭酸水、ブラックコーヒーを選び、風邪を引いた時の水分補給はスポーツドリンクよりも吸収率の良い経口補水液がおすすめです。ぜひ飲み物を選ぶ時の参考にしてください。
（ハコラク　２０２２年 ２月号掲載）

---

函館中央病院
函館市本町３３-２
☎０１３８-５２-１２３１（代）
http://www.chubyou.com/
■診療科目／内科、消化器内科、腫瘍内科
　               循環器内科、小児科、外科 　
                  整形外科、形成外科、心臓血管外科
                  皮膚科、産婦人科、耳鼻咽喉科
                  歯科口腔外科など全２６科目
■受付時間／   ８：３０～１１：３０
                  １３：３０～１６：００
                　※土曜は午前のみ。診療科や時間帯によっては要予約。
■休診日／日曜・祝日・年末年始