精肉店を原点に創業56年
伝統の手羽先が名物の総菜店
JR五稜郭駅並びの「クッキングショップ大林」は、かつて近くにあった廉売で開いた精肉店がはじまり。2004年の国道拡張に伴い移転した現在の店舗では、創業者の大林貞雄さんが精肉の知識を生かして始めた総菜作りを引き継ぎ、鶏と豚の合い挽き肉を使う「メンチカツ」や「手造りチャーシュー」など、冷めてもおいしい味付けにこだわる総菜や弁当を販売。国産肉を伝統のタレに漬け込み、じっくりと素揚げする「手羽先」は、店の名物として親しまれる。
「いらっしゃいませ」「こんにちは」「揚げたてはいかがですか」…。次々と商品が売れる忙しい時間帯も、店内には来店客をあたたかく迎える掛け声が響く。現在は創業者の息子で店長の大林成博さんが、母の敏子社長や先代の頃から長年厨房を支えてきた従業員とともに店を切り盛り。「小さな店ですが、多くの方が足を運んで下さることに感謝しています。お客様を大切に、細く長く続けられたら」と、受け継いだ味をしっかりと守っている。
(ハコラク 2022年6月号掲載)
クッキングショップ大林
函館市亀田本町65‐25
☎0138‐41‐2823
10:00~19:30
(日曜は18:30まで)
第1・3日曜定休
P有り