飽きのこない素朴な味と
笑顔誘う夫妻の掛け合い
函館市の老舗たこ焼き店のチェーン店として1989年に創業し、2004年に独立して現店名に改名した「たこぼうず」。注文が入ってからの焼き上げるたこ焼きをメインに、お好み焼きや焼きそばなどの鉄板焼きメニューを提供している。軽快なトークで客をもてなすのは、丹保聡大将と妻の洋子さん。新型コロナウイルスの影響でテイクアウトのみの営業を続けていたが、今年5月に店内飲食を再開した。
たこ焼きに使用するのは、加工場から直接仕入れた近海産水ダコ。ダシを利かせた生地は水分量多めで、洋子さんは「焼きづらいけれど、その分、でき上がりはふんわり」と食感に自信を見せる。やわらかな弾力の新鮮なタコ、しっかりと味の付いた生地をまとめるのは、あっさりとした自家製ソース。たこ焼きの表面を滑り落ち、皿に溜まった分も絡めて食べるのがおすすめという。新登場の「たこぶつ焼きそば」は、タコ軟骨周辺の部分がたっぷり入った、丹保大将のまかない料理から生まれたメニュー。コリコリとした歯触りがクセになり、早くも常連客の心を掴んでいる。
(ハコラク 2023年12月号掲載)
たこぼうず
函館市湯浜町2‐13
☎0138‐56‐6866
11:30~21:00
(20:00L.O)
月曜定休 禁煙