★人づくりに重点 青函圏交流・連携ビジョン策定(22日) 青函圏交流・連携推進会議は、おおむね10年後の2030年度を目標とする青函圏の進むべき方向性を示した「青函圏交流・連携ビジョン」を策定した。「人財」を通じた青函圏の魅力づくりを新たに盛り込み、担い手不足の解消に向け大学生や地域おこし協力隊、移住者ら青函圏を支える人づくりを進めるのが特徴。ビジョンを基に各自治体は2022年度以降、具体的な施策に反映する。
★ギリヤークさん、2年ぶりに函館で舞う(22日) 函館出身で東京在住の大道芸人ギリヤーク尼ヶ崎さんさん(91)が21日、函館市松風町のはこだてグリーンプラザで青空舞踏公演を開いた。函館では2年ぶりとなる公演に約300人が足を運び、魂のこもった情熱的な舞踏に熱い声援を送った。
★接種券の扱い、二重接種に注意を(23日) 新型コロナウイルスワクチンの2回接種を終えた函館市や北斗市の医療従事者らの一部に、自治体からワクチン接種券が届くケースが出ている。国からのワクチン供給量が確定し、一般接種向け接種券の送付が進む中、各企業・団体で行う職域接種を終えた人の手元にも券が届き始めている。函館市は「医療従事者らの優先接種と、職域接種を済ませた人では券の扱いが異なる。注意が必要」と呼び掛けている。
★スマート農業支援に本腰(24日) 道は、農家の生産性向上や人手不足解消の切り札とされる「スマート農業」に対する本格的な導入支援に乗り出した。今月から道内全44カ所の農業改良普及センター本所・支所に専用窓口を設け、農家からの相談を受け付けている。道南は渡島、桧山管内4カ所で、情報の収集、蓄積、分析、フィードバックを通じ地域での面的な成果の広がりを目指す。
★五病橘医師、国際学会で最優秀(24日) 函館五稜郭病院(中田智明院長)心臓血管外科の橘一俊科長(45)は、6月にオンラインで開催された「国際低侵襲心臓外科学会」でイノベーションアワード最優秀賞を受賞した。中国と日本2人の計3人が最終ノミネートされ、バーチャルリアリティー(仮想現実)のシミュレーションを取り入れた最新の低侵襲バイパス手術が評価された。
★職域接種本格化(25日) 6月から全国で始まった新型コロナウイルスワクチンの職域接種が、道南の企業などでも本格化している。米国・モデルナ製ワクチンの供給不足から日程の変更を余儀なくされた申請済みの団体では、今月下旬や9月以降の接種実施に向けて準備を進めている。
★ワクチン接種、目標の11月までに終了へ(25日) 函館市は24日、市内における新型コロナウイルスワクチンの接種状況について、今月22日までに計11万2036人が1回目を終え、2回目まで計10万3376人が完了したと明らかにした。市はワクチンの供給量と接種の進捗(しんちょく)状況に合わせ、年代の高い順から順次接種券を送付している。市立函館保健所は「予約状況なども注視しながら、券の発送を進めたい」としている。
★緊急事態宣言に不安(27日) 新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、27日から北海道など8道県が緊急事態宣言の対象地域に追加となる。函館市内でも感染者が急増する中、道南でも飲食店に対して、酒類提供が午後7時、営業は同8時までの時短営業が道から要請される。宣言を受け、市内の宿泊・観光施設、飲食店関係者からは宣言が及ぼす街への影響に不安の声が聞かれた。
★北島三郎記念館、休館へ(27日) 知内町出身の演歌歌手、北島三郎さんの歴史や功績などを展示する「北島三郎記念館」(函館市末広町)が建物の老朽化で9月1日から休館することが26日までに分かった。同記念館があるウイニングホテルのホームページで、しばらくの間休館し、設備点検・修繕を行うと公表している。
★ひづめみか~るさんの縄文イラスト展示(28日) 北海道・北東北の縄文遺跡群の世界文化遺産への登録を受け、渡島総合振興局は、函館出身の雑貨デザイナー・イラストレーターのひづめみか~るさんが描いた縄文のイラストを渡島合同庁舎(函館市美原4)1階道民ホールで展示している。20代以下の若い世代に縄文の素晴らしさをPRするのが狙い。
★辻選手応援、母校に懸垂幕(28日) 東京パラリンリック陸上競技に出場中の辻沙絵選手(26、日体大教)の出身校、函館本通中学校(仲井靖典校長、生徒552人)で27日、辻選手を応援する幕が掲げられた。そばには生徒直筆の応援メッセージもあり、偉大な卒業生の活躍を願っている。