★秋の夜空に3000発 函館合同花火(20日) 地域の明るい未来と疫病退散への願いを込めた「函館合同花火2020~未来への希望の光」(函館青年会議所、函館新聞社共催)が19日夜に行われた。函館市内の4カ所から、20分間で計3000発の花火が打ち上がり、秋の夜空を鮮やかに彩った。
★本町地区ににぎわい、まちなかオープンテラス始まる(20日) 函館市本町・五稜郭エリアににぎわいを創出する「五稜郭まちなかオープンテラス」(実行委主催)が19日、本町交差点周辺で始まった。「3密」を防ごうと路面店が歩道にテラス席を用意し客が飲食を楽しんだほか、ライブパフォーマンスも行われ、大勢の人でにぎわった。
★函館市、高齢化率高まる(21日) 少子高齢化が進む函館市では、65歳以上の老年人口の割合が年々高まっている。市の住民基本台帳(8月末現在)によると、65歳以上の人口は9万164人で、高齢化率は前年同期比0・5ポイント増の35・6%。3月1日時点の全国の高齢化率と比べ7ポイント高い。特に東部地区(旧4町村)では50%を超えるエリアもある。
★新酒蔵で醸造用の酒米、初収穫(21日) 七飯町大中山1で新たな酒蔵を建設中の箱館醸蔵(冨原節子社長)は20日、町中野の栽培圃場(ほじょう)で酒米の収穫を始めた。酒造好適米「彗星(すいせい)」を刈り取り、新しい酒造りへの意欲を新たにした。
★観光業界「東京」に期待(22日) 政府の国内観光喚起策「Go To トラベル」事業で、10月1日から東京都民や東京を発着する旅行商品が支援の対象になるのを受け、18日から旅行商品の予約販売が始まった。東京との人の往来が増すことによる感染リスクの増加に不安の声が引き続き聞かれるものの、観光客増加への期待感も高まっている。
★「平穏無事」の願い込め奉納揮毫(22日) 国連が定める「国際平和デー」の21日、函館護国神社(大橋幸生宮司)で函館西高校書道部(顧問・天満谷貴之教諭)による世界平和と新型コロナウイルス終息を願う奉納揮毫(きごう)が行われた。1、2年生の部員8人が平和で穏やかな社会になるよう祈り、筆に思いを込めた。
★衆院選へ準備加速、逢坂、前田両陣営(23日) 菅義偉政権が発足し、衆院解散・総選挙のタイミングが今後の焦点となっている。高い内閣支持率を背景に早期の衆院選が取り沙汰される一方、菅首相は新型コロナウイルス対策を最優先課題に掲げ、早期解散には慎重との見方がある。道8区(渡島・桧山管内)で4度目の対決が予想される立憲民主党現職の逢坂誠二氏(61)と、自民党元職の前田一男氏(54)の陣営は選挙の準備を加速している。
★4連休にぎわう 「Go To」効果はまだ限定的(24日) 9月の4連休(19~22日)の函館・道南の観光地は、コロナ禍以前を感じさせる多くの人出で連日にぎわった。関係者らは落ち込んでいた地域経済が、限られた期間とはいえ回復したことに喜びの声を上げる。スタートから2カ月が経った「Go Toトラベル」の効果は連休などに限られている。
★強盗致傷事件で高専生3人に感謝状(24日) 市内の商業施設で発生した強盗致傷事件で、容疑者を取り押さえ逮捕に貢献したとして、函館高専の男子学生3人に23日、函館中央署の上野泰広署長が感謝状を贈った。上野署長は「3人がいなければ犯人は逃走していた」と学生たちの勇気をたたえた。
★ホタテへい死抑制へ道が海洋観測システム(25日) 道は今年度、噴火湾での養殖ホタテのへい死(突然死)を抑制するため、森町、長万部町、伊達市の3カ所に海洋観測システムを整備する。沖合に設置する観測ブイで水温や塩分など6項目のデータをリアルタイムで把握し、養殖管理に反映するのが狙い。10月~来年3月に施工し、同3月下旬に観測を始める。
★函館港クルーズ船入港、今季ゼロに(26日) 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、函館港の今年度のクルーズ船入港は全てキャンセルとなった。1987年の第1号の入港以来、ゼロとなるのは初めて。当初は過去最多となる50回で、乗員・乗客も10万人超えが確実だっただけに、観光や経済面への打撃は計り知れない。
★感染症対策を考慮した避難訓練実施(26日) 函館市は25日、新型コロナウイルスなどに対応した災害発生時の避難所開設訓練を函館弥生小学校で行った。市が6月に改訂した避難所運営マニュアルに基づく内容で、市職員約60人が参加。感染症に配慮しつつ円滑に避難者を受け入れる体制の確認、備蓄した屋内テントやラップ式トイレなどの設営方法を習得した。