★函館市の人口戦後最少(31日)総務省が発表した2015年の国勢調査確定値で、函館市の人口は戦後最少となる26万5979人で、前回調査(10年)と比較し、1万3148人(4・7%)の減少。05-10年の減少数より減り幅は約2000人改善したが依然として歯止めがかかっていない。渡島管内(11市町)では40万4798人、桧山管内(7町)は3万7870人で、全18市町で減少した。
★函館で初雪(31日)函館地方気象台は30日、函館で初雪を観測したと発表した。平年より4日、昨年より24日早かった。また、同気象台は29日、横津岳の初冠雪を発表した。平年より4日、昨年より7日遅かった。
★鹿部町川村町長4選不出馬(1日)鹿部町の川村茂町長(66)=無所属、3期目=は31日、体調面を理由に来年2月の任期満了に伴う町長選に立候補しない意向を表明した。任期は来年2月19日。
★アイックスが「やすけフーズ」買収(1日)道内で居酒屋チェーン「山の猿」などを経営するアイックス(札幌)が、函館を中心に回転すし店「すしまる」を展開するやすけフーズ(函館市日乃出町)の全株式を取得した。やすけフーズの強みである鮮魚の購買力を活用し、グループ全体で食材品質の向上とコスト削減を図る。
★函館開建が除雪出陣式(2日)本格的な降雪シーズンを前に、函館開建は1日、北斗市追分4の函館道路事務所で本年度の除雪出動式を行った。トラックやドーザ、グレーダなど除雪車22台と発注、受注者合わせ40人が参加。冬季の除雪作業に向け、請負業者が安全意識を高めた。
★陸自と消防が初の連携訓練(2日)函館市消防本部の高度救助隊と陸上自衛隊函館駐屯地のレンジャー隊は1日、大規模災害発生時を想定した連携訓練を同駐屯地で初めて行った。降下訓練などを通じて、お互いの救助技術向上を図った。
★女性変死殺人と断定(3日)10月31日に函館市西旭岡町1の無職、岸田友子さん(68)が自宅裏で変死体で見つかった事件で、函館中央署は2日、殺人事件の可能性が極めて高いとして捜査本部を設置し、100人態勢で捜査を始めた。出血性ショックという検死結果と住宅現場の状況から何者かによる犯行と断定した。
★函教大の2人新幹線周遊プランで最優秀(3日)学生を対象とした北海道新幹線を使った旅行企画のアイデアコンペ(道、青森県主催)で、道教育大函館校3年の勘田祐花さん(21)と児玉香織さん(20)のプラン「3つのまちあるきと、地元で愛される食やスイーツを楽しむ旅」が最優秀賞に決まった。青森滞在をメインにした2泊3日のコース。
★郷土の大横綱千代の富士に別れ(4日)福島町出身の大相撲元横綱千代の富士で、7月31日に61歳で亡くなった秋元貢さん(先代九重親方)の「お別れ会」(町主催)が3日、同町総合体育館で開かれた。秋元さんと親交のあった町民ら約400人のほか、妻久美子さんら遺族、現九重親方(元大関千代大海)、近隣市町の首長、議員も参列し、冥福を祈った。
★茂辺地でさけまつり(4日)秋サケを満喫する一大イベント「第35回北斗市茂辺地さけまつり」(実行委主催)が3日、北斗市の茂辺地川下流河川敷特設会場で開かれた。雨天にもかかわらず、約4500人が来場。人気のサケのつかみ取りなど多彩な催しを楽しんだ。
★日吉の福祉コミュニティエリア開発工事安全祈願祭(5日)函館市日吉町4の市営住宅跡地に市が整備する「福祉コミュニティエリア」の開発工事安全祈願祭が4日、現地で行われた。総事業費100億円を掛け、約7・4ヘクタールの敷地に高齢者施設や一般住宅、診療所、商業施設、多世代交流施設などを集積。住まいや医療、介護、予防、生活支援のサービスが一体的に提供される地域コミュニティーの形成を目指す。
★函館出身二上達也九段死去(5日)函館市生まれで、元日本将棋連盟会長で将棋棋士九段の二上達也さんが1日、肺炎のため死去した。84歳だった。告別式は近親者らで済ませた。渡辺東一名誉九段門下。入門から6年のスピード昇段で1956年八段、73年九段。王将1期、棋聖4期。大山康晴十五世名人の全盛期の60年代に対戦し、五冠独占を2度崩した。突然の訃報に、古里の函館も悲しみに包まれた。
★後進指導で恩返し佐々木翔コーチ初陣(6日)バドミントン男子シングルスでロンドン、リオと2大会連続で五輪出場し、今秋に現役を引退した北斗市出身の佐々木翔さんは、1日から北都銀行(秋田)のコーチ陣に加わり、5日に札幌で行われた「S/Jリーグ2016」がコーチとして初陣となり、後進を指導する立場としてスタートを切った。
★ウニ養殖事業展開へ(6日)渡島総合振興局は来年度から2カ年計画で、漁船利用が減った木古内町内の漁港でウニ養殖のモデル実証事業を行う。ウニを沖合から漁港内の静穏域に移動し、未利用資源であるコンブの根っこを給餌することで実入りを改善。北海道新幹線の開業効果により観光客の増加が続く優位性を生かし、ウニのタモ網漁業体験も展開し、漁業者の収入増を目指す。