★鳥獣被害が過去10年で最多(24日)野生鳥獣による渡島、桧山管内の2015年度の農林水産業被害額が計7000万円となり、過去10年で最多だったことが道のまとめで分かった。道全体の被害額は50億8700万円で、4年連続で減少。渡島、桧山の被害額のうちエゾシカ被害が4000万円を占め、額は少ないがエゾシカによる被害が道南で拡大している。
★巡視船「つがる」体験航海(24日)函館海上保安部所属の巡視船「つがる」(全長105メートル、3100トン、ヘリコプター1機搭載=愛称・はいたか=)の体験航海が23日、函館山沖合で行われた。親子連れら314人が参加し、署員らの案内を受けて海保業務の一端に触れた。
★建築家・山内さんが北の聲アート賞で奨励賞(25日)道内のさまざまな分野での創造的な文化、地域活動を表彰する「第5回北の聲(こえ)アート賞」の奨励賞(エスポワール賞)に、函館市の建築家山内一男さん(68)=建築企画山内事務所代表=が選ばれた。地域に根ざした設計、景観保全やまちづくりにかかわる活動が評価された。
★全日本吹奏楽コンクール「金」の上磯中凱旋(25日)名古屋市で22日に開かれた第64回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟など主催)の中学校の部で、2年連続3度目の金賞を受賞した北斗上磯中吹奏楽部が23日夜、凱旋した。実力校として注目されるプレッシャーをはねのけての栄冠に、出迎えた保護者らが盛大に祝福した。
★冬の使者オオハクチョウが大沼飛来(26日)大沼国定公園の大沼で25日、冬の使者・オオハクチョウが見られた。成鳥3羽が宿野辺(しゅくのべ)川河口付近で、長旅の疲れを癒やすように羽根を休めていた。
★エアドゥが函館―中部線就航1周年(26日)AIRDO(エアドゥ、札幌)は25日、函館―名古屋(中部)線が就航1周年を迎えたのを記念し、函館空港内で同路線の利用者に記念品を配布した。
★道南スルメイカ不漁で高騰(27日)道南スルメイカ漁は今季、近年まれにみる不漁に直面し価格が高騰している。函館市水産物地方卸売市場での生鮮スルメイカ取扱量(6月1日~10月20日)は前年比33%減の1043トンとなり、過去10年で最低。一方、1キロ平均単価は249円高い659円で過去10年で最高。不漁による原料不足が顕著で、地元の加工業者は原料手当てもままならず、危機的状況に陥っている。
★函館商工会議所が久保新会頭を承認(27日)函館商工会議所の臨時議員総会が26日、花びしホテルで開かれ、松本栄一会頭(76)の退任と久保俊幸副会頭(59)の新会頭就任が全会一致で承認された。副会頭には留任の境勝則氏(55)に加えて、函館空港ビルデングの水島良治社長(64)ら3人を新たに選任。11月1日から久保新体制が始動し、戦後生まれの5人の正副会頭が函館の経済界をリードする。
★白鳳章に表千家流茶道竹田峰水会と大坂さん、髙井さん(28日)函館市文化団体協議会(文団協、安保天壽会長)は27日、本年度の白鳳(はくほう)章と青麒(せいき)章の受章者を発表した。白鳳章には表千家流茶道竹田峰水会(堀江昌子会長、大竹宗関代表)と、函館合唱連盟理事長の大坂吉明さん(71)、赤光社美術協会所属の陶芸家・髙井秀樹さん(59)の1団体2個人が選ばれた。
★青函トンネル内の高速走行実現18年春は断念(28日)青函トンネル内などの北海道新幹線の高速走行(200キロ以上)について協議する国交省の青函共用走行区間技術検討ワーキンググループ(WG)の第7回会合が27日、都内の中央合同庁舎で開かれた。運行速度が制限されている同区間82キロにおいて、当初目標に掲げた2018年春の1日1往復の高速走行の実現は、技術的な準備作業に時間を要するとして断念。レールや架線などの整備を行い、19年度中に高速での営業運転を目指すことなどを確認した。
★陸上ジュニア五輪で町井が走り幅跳びで全国V(29日)陸上の第47回ジュニアオリンピック(日本陸上競技連盟主催)が28日、横浜市の日産スタジアムで開幕し、男子C(中学1年)走り幅跳びで町井大城(北斗浜分)が6メートル22で全国優勝を果たした。また、女子B(同2年)走り幅跳びでは石堂陽菜(八雲)5メートル72で準優勝となった。
★130周年盛大に、函商高で記念式典(30日)函館商業高校(大庭隆校長)の創立130周年記念式典が29日、同校で開かれた。全日・定時制の在校生や教職員、同窓生、歴代教職員ら約800人が参列して節目を盛大に祝うとともに、地域に愛される「函商(はこしょう)」としてさらなる発展を誓った。
★ファイターズ日本一、最高の幕切れにファン歓喜(30日)プロ野球北海道日本ハムファイターズが29日、広島東洋カープとの日本シリーズを制し、10年ぶりの日本一を決めた。道南のファンも約1000キロ離れた広島にエールを送り、待ちに待った歓喜に満面の笑みを浮かべた。