★個別避難計画62人にとどまる(15日) 函館市は、災害時に支援が必要な人の避難手順をまとめた「個別避難計画」について、62人(8月末現在)の計画作成を終えたと明らかにした。対象者の7・8%にとどまる。市は今年度、作成を本格化させるが、高齢化の進展に伴う支援者の確保など課題も多い。
★はこだてわいんで仕込み始まる(15日) ブドウの収穫期を迎え、はこだてわいん(七飯町上藤城、佐藤恭介社長)で13日、ワインの仕込み作業が始まった。
★過酷なレース熱い声援(16日) 長距離トライアスロンの国際大会「アイアンマンジャパンみなみ北海道大会2024」(実行委主催)が15日、北斗漁港付近の海域をスタート、木古内町役場をゴールとするコースで行われた。34カ国からエントリーした20~80代の約1420人(暫定)が出走。スイム3・8キロ、バイク180キロ、ラン42・2キロの計226キロの過酷なレースに挑み、沿道では集まった住民らが完走を目指す選手に声援を送った。
★敬老の日、眺望楽しむ(17日) 敬老の日の16日、函館市の五稜郭タワー(中野恒社長)は渡島、桧山管内の65歳以上794人を無料招待した。地上90メートルの展望台は多くの来場者でにぎわい、眼下の特別史跡五稜郭をはじめ、函館の街並みや港に出入りする船などの眺望を満喫した。
★漁業就業体験、応募ゼロ(17日) 函館市は、今夏募集した若者の担い手を増やす市漁業就業体験事業で、応募者がいなかったと明らかにした。市は現在の仕事を辞め、真剣に漁業に就業したいと考えている人が少ないことや、PR不足が要因とみている。市など関係機関でつくる「市漁業就業者確保対策等検討会議」(座長・鹿礒純志市農林水産部長)で協議し、現場研修の内容を変え、年度内に再募集に踏み切る考え。
★渡島、33年連続下落(18日) 道は17日、7月1日現在の基準地価(今年度地価調査)を発表した。渡島管内の1平方メートル当たりの全用途の平均価格は2万3300円で、平均変動率でみると1992年から33年連続で下落。函館市の住宅地は一部で上昇したものの、1998年以降27年連続で下落。商業地は、やや需要の回復が見られ下落幅は縮小したが、5年連続で下落した。
★市が10月から病児保育(18日) 函館市議会第3回定例会は17日、5人が一般質問を行った。市は、病気やけがなどで自宅での保育が困難な場合に子どもを一時的に施設で預かる病児保育事業について、病児の受け入れを10月から定員3人で始めると明らかにした。利用料金は一日1人当たり市内在住者は1000円、開始時間は午前7時半からとする考えも示した。
★函館で大量発生、苦情700件(19日) 函館市議会第3回定例会は18日、4人が一般質問を行った。市は、市内で大量発生している毛虫が外来種のガ「アメリカシロヒトリ」の幼虫だとし、市に寄せられた苦情件数がこれまで約700件に上ると明らかにした。市民からの相談が急増しており、市が駆除を進めるとともに、駆除方法を市ホームページなどで速やかに情報提供する考えを示した。
★付属中、大規模改修に着手(20日) 道教育大付属函館中学校(小林真二校長)は今年度から、老朽化が進む同校校舎の大規模な改修工事に着手する。工事は2~3年を予定しており、新校舎は新たにエレベーターの設置や校内のレイアウト変更を計画。通常の教育活動を行いながらも段階的に作業工程を進めるため、一部の授業を隣接する付属特別支援学校「きりのめの家」で実施している。
★手合わせ先祖供養(20日) 秋の彼岸入りの19日、函館・近郊は穏やかな青空が広がり、市内各地の墓地や寺院に多くの市民が先祖供養のために訪れた。函館市船見町の船見町共同墓地周辺では、朝から墓参の車で混雑した。
★シニア就労促進へアンケート(21日) 函館市は今年度、高齢者の就労希望者の実情を把握するため、働き方に関するニーズ調査を初めて行う。潜在的な労働力とみなすことができる就業の意欲がありながら、就業していないシニア世代の就労促進が狙いで、人手不足の市内企業に雇用を促すとともに、働くことができない理由を明らかにし企業側の就労条件の見直しにつなげる。アンケートは10月1日~12月31日を予定している。