★「母の日」に花束を(5日) 12日の「母の日」を前に、函館市内の生花店で商戦が本格化している。生花のアレンジメントと焼き菓子のセットなど、スイーツ好きのお母さんが喜ぶ商品を展開するなど、各店が工夫を凝らしている。
★こどもの日笑顔と歓声(6日) 「こどもの日」の5日、函館市の交通安全教育施設「梁川交通公園」(梁川町)は終日大勢の親子連れでにぎわった。心地よい春風が吹き抜ける天候の下、人気の動力ゴーカートは順番待ちの行列ができた。
★小中高生の一定数ヤングケアラーか(7日) 函館市は、大人に代わって家族の世話や介護をする「ヤングケアラー」に関する実態調査報告書をまとめた。世話の頻度は「ほぼ毎日」と答えた割合が小学5年生で35・8%、中学2年生で70・6%、高校2年生相当で54・5%と最も高かった。世話に伴う生活への影響や精神的な負担を感じる人もおり、市は「市内にもヤングケアラーの可能性がある子どもが一定程度いる」と推定、支援策を検討する考えだ。
★GW最終日、新幹線混雑(7日) 最大10日間の大型連休最終日となった6日、行楽地や古里で連休を過ごした観光客や帰省客のUターンが最終盤を迎えた。JR新函館北斗駅の新幹線ホームは、土産の紙袋や大きな荷物を抱えた多くの乗客で混雑し、見送りの家族と別れを惜しむ姿も見られた。
★コナン効果で人出満開(8日) 新型コロナウイルス5類移行後初めて迎えた最大10日間の大型連休(4月27日~6日)は天候に恵まれ、道南各地が多くの観光客で活況を呈した。サクラの開花時期が早まり、観光施設の入り込みに影響した一方、公開中の劇場版「名探偵コナン」の聖地を巡るファンの来函が後押しし、前年以上のにぎわいが見られた。
★市内中学修学旅行シーズン(8日) 大型連休明けとともに、函館市内の中学校は修学旅行シーズンを迎えている。JR新函館北斗駅は7日朝、本通中(小田桐智校長)の3年生160人が一度きりの思い出作りに胸を膨らませながら新幹線に乗り込んだ。
★札幌延伸30年度末は困難(9日) 北海道新幹線の建設主体の鉄道・運輸機構は8日、新函館北斗-札幌間(約212キロ)の延伸時期について、トンネル工事の難航を理由に2030年度末の札幌延伸が困難であると国土交通省に報告した。新たな開業時期の目標は示さなかった。
★七飯発電所用水供給再開(9日) 北海道電力(札幌)は8日、設備が損傷し復旧工事を進めてきた七飯発電所(町峠下、出力1万キロワット)で渡島平野土地改良区(北斗市)が管轄する水田へのかんがい用水供給を再開した。発電の放流ルートとは別にかんがい放流用のルートを新設。発電放流による用水供給は更新工事終了後の2026年4月を予定している。
★多重債務相談202人(10日) 函館市市民部くらし安心課(本庁舎1階)に2023年度寄せられた多重債務(借金問題)相談実績は、前年度比3人減の202人となった。近年やや減少傾向が見られ、弁護士や司法書士へ債務整理を依頼した案件も同14人減の72人。ギャンブル依存よりも、低収入で生活が苦しくなって借金を重ね、返済できなくなるケースが目立つ。
★来園者、コロナ禍前超え(10日) 函館市は、今年度の大型連休中(4月20日~5月6日)の五稜郭公園と函館公園の来園者数について、五稜郭公園が約43万8600人、函館公園は約13万6600人だったと明らかにした。2023年度の同時期と比較し大きく上回るとともに、新型コロナウイルス感染拡大前の19年度との比較でも上回った。好天が続いたことが要因とみられる。
★移住ガイドブック作成(11日) 人口減対策として移住者誘致に力を入れる函館市は、市移住ガイドブックを新たに作った。実際の移住者2組3人の声を載せ、住んだときのイメージがわきやすい内容に仕上げた。移住者を増やすツールの一つとして活用する考えで、相談窓口のある市移住サポートセンター(市地域交流まちづくりセンター内)や、どさんこ交流テラス(東京)に置き、移住相談に来た人などに配布する。