★森町、日本製鉄と藻場礁造成(22日) 森町は今年度、鉄鋼メーカー最大手の日本製鉄(東京)や森、砂原両漁協と連携し、町沿岸でコンブの藻場を造成するための取り組みを進めている。水産資源の再生を目的に同社が開発した人工石材「ビバリーロック」や、同石材に町の水産業で発生したホタテの貝殻を40%含有したビバリーロック、自然石の3種類を海中に沈め、それぞれ藻場の造成にどのような効果がみられるかを比較検証する。
★函館駅前通、市電架線すっきり(22日) 函館市企業局交通部が函館駅前通(国道278号)約400メートルの区間で進めていた路面電車用の架線吊架(ちょうか)方式の変更工事が完了した。函館市電では初めてとなるシンプルカテナリー方式を採用し、道路を横断する架線の数を極力減らした。
★22年度の海獣漁業被害、道南は下位(23日) 道がまとめた2022年度の海獣(トド、オットセイ、アザラシ)の漁業被害状況によると、全道の被害額は10億7432万5000円で、前年度比16%増となった。道内14振興局のうち、海に面していない上川、空知両管内を除く12振興局別では、多い順に渡島管内が194万円で10位、桧山管内が164万5000円で11位だった。
★大沼でハロウィンナイト(23日) 秋の大沼を盛り上げるイベント「第12回大沼ハロウィンナイト」(ぐるり道南観光推進協議会主催)が21、22の両日、大沼公園広場で開かれた。初日は地元で収穫され、大沼岳陽学校の児童生徒が制作したジャンボカボチャのランタン約260個が観光客らの目を楽しませた。
★朝市協同組合、売上拡大へ店舗情報の整備着手(24日) 函館朝市協同組合連合会(藤田公人理事長)は厚生労働省の「働き方改革推進支援助成金」を活用し、朝市の売上拡大に向け、ウェブ上の店舗情報の整備やインバウンドを中心としたニーズ調査に着手した。調査は朝市の利用目的や購入商品の傾向を探り、今後のマーケティング戦略に生かす考え。
★高校生に牛乳 JA酪農部会、清尚高に贈呈(24日) JA新はこだて酪農生産部会(金子新市部会長)は23日、若者の牛乳離れ防止を目標とする活動「高校生に牛乳を届けよう」として清尚学院高校(須藤由司校長)を訪れ、200ミリリットル入り牛乳を全校生徒と教員分として288個を贈呈し、牛乳のおいしさを伝えた。
★大泉市長「市民の満足度高める施設を」 棒二跡地再開発(25日) 函館市の大泉潤市長は24日の定例記者会見で、2019年に閉店した百貨店「棒二森屋」跡地の再開発計画で、新築するビルへの公共施設入居について「市民の満足度を高め、観光客に喜んでもらえることを踏まえ、どんな公共施設を入れるのか協議検討していきたい」と述べた。
★渡島西部4町部活の地域移行へ連携(25日) 将来的な部活動の地域移行を見据え、松前、福島、知内、木古内の渡島西部4町は来月1日から、札幌の新興企業「BUKARU(ブカル)」の協力の下、学校の垣根を超えた合同部活動の支援や外部指導員の活用を連携して行う実証事業を始める。24日は、知内町中央公民館でブカルの森田敦代表と4町の教育長が出席し、合同部活動に関する連携協定を締結した。
★直接対話市政に生かす 大泉市長、町会との意見交換会(26日) 函館市の大泉潤市長は、市内町会との意見交換会の実施に乗り出した。4月の市長選公約で掲げた「市民に寄り添う行政の推進」を具現化するもので、市役所の中だけでは得られない肌感覚での課題や悩み、疑問を直接聞き、市政運営に生かす。4年間で計80回の開催を予定。24日夜には、第1回を万代町会(永澤和枝会長)で行った。
★故落合さん所蔵の道南史ずらり ギャラリー日の丘で30日まで(26日) 昨年2月に85歳で亡くなった北斗市の郷土史家、落合治彦さんが所蔵した資料、書籍などを展示した企画展「落合コレクション展」が、30日まで北斗市三ツ石のギャラリー日の丘で開かれている。
★健康づくり全国展開へライブ配信 おでリハ推進協(27日) 函館朝市などでつくるおでかけリハビリ推進協議会(松田悌一代表理事)は、函館市内の商業施設で展開してきた健康づくり事業「おでリハ健康プログラム」を「おでかけウェルネス」に改称し、ライブ配信を活用した新たな取り組みを始める。地方都市では健康づくり支援の担い手不足が課題となる中、健康寿命延伸に向けたモデルケースの一つとして全国展開も視野に入れる。
★函大有斗高川下投手、埼玉西武から育成3位指名(27日) プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議が26日、東京都内のホテルで開かれ、函館大付属有斗高3年の川下将勲投手(18)が埼玉西武ライオンズに育成3位で指名された。同高では1993年の元福岡ダイエーホークスの澤田剛さん(47)以来30年ぶりで、佐藤義則さん(69)、盛田幸妃さん(享年45)、澤田さんに続いて4人目の指名となった。
★市地域公共交通協議会、計画素案まとまる(28日) 函館市地域公共交通協議会は2024年度から28年度までの5カ年を計画期間とする市地域公共交通計画の素案をまとめた。「まちづくりと一体となった将来にわたって持続可能な公共交通ネットワークの構築」を基本理念に、効率的で利便性の高い公共交通の形成に努める。同協議会の提案を受けた市は市民意見の公募などを経て、今年度内に成案化する。
★五島軒、年内で宴会や結婚式取りやめ(28日) 函館の老舗レストラン、五島軒(末広町、若山豪社長)が年内で宴会や結婚式を取りやめることが、27日までに分かった。新型コロナウイルス禍前から続く利用の減少が主な理由。レストラン営業は継続し、約350人を収容する宴会場では同社所蔵の美術品などの展示を来年7月から始める予定。