★夏休み、観光地ににぎわい(13日) 3連休2日目の12日、函館市内の観光地は夏休み中の観光客でにぎわった。この日の最高気温は31・5度と高かったものの、曇り空だったせいか、連日続いていた厳しい暑さは一段落した。時折吹く涼しい風に観光客や帰省した人らは過ごしやすそうに散策していた。
★迫力の取組に歓声 大相撲函館場所(13日) 大相撲の夏巡業「函館場所」(函館市文化・スポーツ振興財団など主催)が12日、函館アリーナで開かれた。午前9時の稽古公開から迫力ある幕内の取組などを来場した2663人のファンが堪能した。
★がん患者の不安解消 函館市、ウィッグ購入費用を助成(15日) 函館市は今月から、がん患者の治療に伴う脱毛症状に対処するウィッグ購入費の助成事業を開始した。購入から1年以内を申請期限とし、2万円を上限に対象経費の2分の1を補助。導入は道内の市レベルでは初。事業を通じ、患者の不安を和らげ、療養生活での負担軽減に努める。
★大人の自覚、真夏の誓い 松前、福島、鹿部の3町で成人祭(15日) 道南の3町で13~14日にかけて、お盆に合わせ20歳を祝う式典が開かれた。成人年齢が18歳に引き下げられたが、各町では引き続き20歳を対象に、人生の節目の一つを祝った。
★Uターンラッシュピーク(16日) お盆を道南の古里や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが15日にピークを迎え、新函館北斗駅では、帰省客を笑顔で見送る人の姿がみられた。台風7号が近畿地方に上陸した影響で、道内の空港と本州を発着する空の便に欠航が相次ぎ、帰省客の一部は空路から道新幹線に切り替えるなど、予定の変更に追われていた。
★終戦の日、七飯町で4年ぶり平和祈年祭(16日) 七飯町は終戦の日の15日、今年度の町平和祈念祭を平和祈念之碑前(七重小学校グラウンド)で開いた。町遺族会の会員ら約100人が参加し、核兵器廃絶や平和の尊さを訴えた。
★サテライトオフィス進出、補助金で後押し(17日) 函館市は市内へのサテライトオフィス開設や進出を後押しする3つの補助金を創設した。▽拠点の整備▽進出企業への改修費補助▽函館への視察誘致-の3点で、企業誘致推進費として予算に計1650万円を計上。検討から進出まで各段階で活用できるメニューとして充実した支援環境をPRする。
★赤松街道でケヤキ伐採で情報共有不足(17日) 七飯町鳴川4の国道5号(赤松街道)で、函館開発建設部が沿道に生えるケヤキの木10本を伐採していたことが分かった。函館開建は枝が雪の重みで折れ、車に当たって傷つき、国家賠償の対象になるなどしたため、安全を考慮して伐採した。町は、歴史的な価値がある樹木の伐採について「関係課や関係団体との情報共有が不足していた」(環境生活課)としている。
★ガソリン価格高騰、180円台に(18日) 函館市がまとめた8月の石油製品小売価格調査によると、10日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格は、前回調査(7月12日)比12円高の182・40円に跳ね上がり、直近10年間で最も高かった昨年3月(178・01円)以来、最高値を更新した。“車社会”の道南住民にとって、家計に大きな痛手となっている。
★全国初、きょうだい3人そろって水難救助員に(18日) 函館西高校3年の片井風雅さん(17)が、8月上旬に市内で行われた水難救助員の検定に見事合格した。すでに活躍している兄の啓人さん(23)、姉の瑚乃葉さん(19)の背中を追いかけて同じ道を選んだ。3人は「大好きな海の安全を守るために頑張りたい」と意気込んでいる。函館市地区水上安全法赤十字奉仕団によると、きょうだい3人そろって資格を持つのは全国で初めてという。
★農業人材確保に支援策(19日) 渡島総合振興局は今年度、多様な農業人材の確保に乗り出す。9月14日には、農業に興味がある人の相談に応じる「おしま農業のお仕事相談会」を函館市内で開くほか、10月9日には、農業への新規参入を目指す人を対象に「おしま農業体験ツアー」を北斗市内で開催。多様な人材の就農へのきっかけづくりを支援する。
★盆休み 屋外施設は天候に恵まれず客足鈍る(19日) JR北海道や函館の主要観光施設は、今年の盆期間の利用状況をまとめた。新型コロナウイルスの感染症法の位置付けが5類に移行し、初めて迎えた盆休みで、道南各地は帰省客や観光客で盛況となり、コロナ禍前のようなにぎわいを見せた一方、台風7号の影響で曇りや雨の日が多く、屋外の観光地では客足が伸び悩んだところがみられた。