カレー専門店のルーがたっぷり
肉々しい満腹カツサンド
2017年、函館ベイエリアにオープンした「尾木カリー」は、北海道の食材を使い、野菜の火入れや煮込み時間にとことんこだわるカレー専門店。ほぼ素材の煮汁だけでじっくりと煮込むカレーはチキンと牛すじの2種類を仕込み、専用の冷蔵庫で一晩寝かせてから提供。辛さやトッピングを自分好みに選ぶスタイルで、観光地区にありながら地元の人からの支持が厚く、最近はテイクアウトでもファンを増やしている。
尾山朋幸社長は、「西部地区から函館のカレー文化を広めたい」と近隣の老舗店とのコラボや新商品の開発にも積極的に取り組み、昨年12月からテイクアウト限定で販売するのが、店の代名詞である「進化するチキンカリー」をソースとして使った〝尾木サンド〟。ホロホロの鶏肉が溶け込むカレーとやわらかなカツの相性が抜群な「ロースカツサンド」は、厳選した国産豚肉を贅沢に厚切りで使用。アンガスビーフ100%の粗挽きメンチがインパクト満点の「メンチカツサンド」は、濃厚なルーに負けないガツンとくる肉汁の旨みが口いっぱいに広がる。カリッと焼かれたパンにかぶりつくたび、ルーのおいしさをしっかりと感じる特製サンドは、カレー店にしか出せない渾身の味だ。
(ハコラク 2021年3月号掲載)
箱館 尾木カリー
函館市末広町14‐3
☎0138‐26‐2333
11:00~15:00
(土・日曜、祝日は17:00まで)
※各15分前L.O
木曜定休
禁煙
P有り(3台)
キャッシュレス決済利用可