〝大館兄弟〟と若手スタッフが明るく接客 食べて飲んで笑顔で帰路に就ける店
〝韓国料理と居酒屋の融合〟をコンセプトに「居酒屋 美々」が今年3月、本町の一角に暖簾を掲げた。白壁に真新しい白木の窓枠、和紙シェードの照明が目を引く店内は、仕事終わりにほっと一息つける居心地の良さ。カウンター、テーブル席、掘りごたつの半個室を設置し、一人客から会社の接待まで対応できる利便性の良さが早くも人気を集めている。
居酒屋「いか太郎グループ」の福士明夫社長の下、経験を積んできた代表の大館栄三さんと、韓国料理店の名店で8年間腕を磨いてきた兄で店長の健二さんが、それぞれの得意分野を生かした料理を提供。一番人気の刺し盛りは噴火湾産など主に近海の魚介を使った日替わりで、1人前1380円から用意。この日はマグロ、サーモン、シメサバなどにかっぱ巻きを添えた、盛り付けも華やかな一皿(写真は3人前2480円)。甘い脂とやわらかな肉質の森町産ひこま豚をじっくりと味わえる大振りで食べ応えのある「豚串」(2本420円)も好評で、自家製タレ、ブレンド塩のどちらで食べても美味。生地にチーズを練り込んだ「炙りチーズチヂミ」(1180円)は、テーブルの上でトッピングしたチーズをバーナーで炙るライブ感が食欲をそそる、中はフワッと外はカリッとした食感。季節によってソフトクリームが替わる「パフェ」(420円)はシメにぴったり。アルコールも豊富で、おすすめの「田酒」「獺祭」「八海山」など銘酒がずらり。
「お客様一人ひとりに満足して帰ってもらうために、どうするか考えることが大切」と栄三さん。福士社長の教えを胸に、料理、接客、全てに気を配り、今日も心を込めて客をもてなしている。※価格は各税別
(ハコラク 2019年6月号掲載)
居酒屋 美々
函館市本町23‐5 マルゼンビル1F
☎0138‐52‐5577
17:00~翌2:00(1:30L.O)
不定休 喫煙可
クレジットカード利用可