★函館でも集団接種開始(30日) 函館市は29日、65歳以上の高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチン集団接種を開始した。初日は市総合保健センター(五稜郭町23)1会場のみで、事前予約した200人に実施。午後2時半から約4時間ほどで終了し、会場で体調不良を訴えた人はいなかった。早期完了を目指して接種規模拡大に努める。
★日本海スルメイカ分布、低水準(30日) 松前沖~秋田県沖での日本海側のスルメイカ分布密度が、昨年を下回り、過去5年(2016~20年)平均も下回ったことが28日、道総研函館水試の調査で分かった。01年以降で19年に次ぐ低い値。
★縄文文化交流センター、入場者増(31日) 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)が「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産リストへの登録を勧告し、初の週末となった29、30の両日、函館市縄文文化交流センター(臼尻町)や構成遺産の一つ、史跡大船遺跡(大船町)には、事実上の登録内定をきっかけに縄文文化に触れようと多くの市民が訪れた。
★函館年平均気温0・3度高(31日) 気象庁が10年ぶりに更新し、5月19日から使用している気温や降水量などの「平年値」では、函館の年平均気温は9・1度から0・3度高い9・4度となった。降雪量は381センチから306センチと約20%減少した。
★5月の新規感染120人、職場での拡大目立つ(1日) 函館市内の5月単月の新型コロナウイルス新規感染者(発表分)は、31日で120人に達した。今年1月の281人以来3桁超えは4月までなかっただけに、市立函館保健所地域保健課は「家庭内だけでなく、職場内でウイルスが広がった事例が目立っている。気を緩めず、再度感染予防対策の基本を徹底してほしい」と市民に要請している。
★道南全市町で人口減(2日) 道は1日、5年に1回行われる2020年国勢調査の速報値(道独自集計)を発表した。道南2市16町の人口は41万4063人で、前回調査(15年)に比べ6・0%(2万8605人)減となり、全市町で減少した。函館市は道内179市町村のうち、1万4708人減と全道一人口が減った。
★戸井学園で開校式(2日) 函館市戸井地区の4小中学校が統合し、今春誕生した同市初の義務教育学校「函館戸井学園」(佐々木理之校長、児童生徒72人)で1日、開校式が開かれた。児童生徒は同校で始まった新たな学校生活にあらためて胸を躍らせながら、新しい校歌を斉唱し節目を祝った。
★スルメイカ初水揚げ、厳しい滑り出し(3日) 今季の道南スルメイカ漁が始まり、2日早朝、函館漁港(入舟町)に初水揚げした。函館市水産物地方卸売市場でいけすイカ860キロ(昨年811キロ)の競りがあり、1キロ当たり1650~1600円(同2200~2000円)で取引され、新型コロナウイルスの影響が2年続けて色濃く出た。
★道南2棟目の療養施設公開(3日) 渡島総合振興局は2日、新型コロナウイルス患者急増に対応した道南2棟目の宿泊療養施設「ユニゾインエクスプレス函館駅前」(函館市若松町)の内部を報道陣に公開した。原則は1棟目の「東横イン函館駅前大門」(松風町)で常時感染者を受け入れ、ユニゾの稼働は緊急時に限定される。渡島、桧山管内でクラスター(感染者集団)の発生など重大な局面に備え、万全の態勢を整えている。
★次回予約1万人超受付へ(4日) 函館市は3日、7日午前9時から受け付ける65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種の予約スケジュールを更新した。次回から新設の函館ワクチンセンター(港町1、市立函館病院隣)を加えた体制で臨むほか、大規模接種が可能な個別医療機関2院の予約も、市の電話やホームページでできるようにする。次回は集団・個別合わせ約1万人分を超える受け付け枠を確保し、早期接種を加速させる。
★白い恋人がチーズオムレットとコラボ(4日)洋菓子製造販売のペシェ・ミニョン(函館市乃木町)が運営する「函館洋菓子スナッフルス」と石屋製菓(札幌市)が共同開発した「白い恋人ホワイトチョコレートオムレット」(4個入り、税込み896円)の販売が、3日から始まった。インターネットでは同日午前0時から販売を開始し、朝8時時点で約300件の注文が入る人気ぶりで、北海道定番土産のコラボレーションとして話題になりそうだ。
★高齢者ワクチン、6月末までに希望者カバー(5日) 函館市は、65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの供給と接種状況に関し、今後の見通しを明らかにした。これまでの到着分を含め6月末までに希望者全員分をカバーできる約8万7000人分のワクチン供給を受け、8月中までに約7万2800人分の予約枠を確保。市は今後、集団接種会場拡充のほか、市内の医療機関に個別接種への協力を要請し、接種枠を増やすとしている。
★道と4市町が「縄文」協議会設立へ(5日) 道は、北海道・北東北の縄文遺跡群が世界文化遺産に登録決定後、遺跡を有する函館市など道内4市町と協議会(仮称)の設立準備を進めている。誘客の促進や価値の発信など、地域振興の実現に向け具体策を協議する場が必要と判断した。地元単独ではなく、複数の遺跡を結びつけた活用策を検討する考えだ。