★良質米づくり、DVDで指南(14日) ホクレン函館支所(函館市宮前町)は、道南地区(JA新はこだて、函館市亀田、きたひやま、今金町)での良質米の安定生産につなげるため、生産者向けDVDを初めて作成した。2020年産米は道南は高タンパク傾向で、収量も平年並みとなった。道南稲作の〝ピンチ〟を乗り越えるため、初心に返って土づくりを見直すのが狙い。生産者がDVDを使った研修を受講し、ノウハウを共有する。
★キングサーモン養殖着手へ(16日) 函館市は新年度から、サケ・マス類最大種で希少価値が高いキングサーモン(マスノスケ)の完全養殖事業に取り組む。これまで山梨県でキングサーモンとニジマスの交配種の養殖に成功した例はあるが、純粋なキングサーモンの養殖が実現すれば国内初。新年度一般会計予算案に関連事業費計5915万円を計上した。
★八雲―熊石間で予約バス実験(16日) 道は今月から、八雲町内の八雲―熊石間で予約バスの実証実験に乗り出している。既存の八雲熊石線で函館バス(1日2往復)が運行していない時間帯に予約バスを運行し、熊石側の桧山海岸線の江差やせたな方面のバス路線にも乗り換え可能なダイヤを設定。地域の実情に応じた移動手段確保のモデルにしたい考えだ。
★LGBTカップル認証「パートナーシップ制度」を検討(17日) 函館市は新年度、性的少数者(LGBT)のカップルを公的に認証する「パートナーシップ制度」の導入に向けた準備を進める。有識者らによる検討委員会を立ち上げて制度内容を考えるほか、企業への理解促進を図るための啓発パンフレットも制作する方針。函館市は2022年4月の導入を見込む。
★暴風雪で建物被害(17日) 強い冬型の気圧配置の影響による暴風雪で、函館・道南では15日から16日にかけて、屋根がはがれるなどの被害が相次いだ。けが人は報告されていない。函館青柳小学校(青柳町)ではトタン屋根が長さ約10メートルにわたってはがれ、地上に落下するなど、市内では16日午後5時までに屋根やブロック壁がはがれたなどの通報が42件寄せられた。
★新外環状道路、開通日は3月28日(18日) 函館市内の地域高規格道路「函館新外環状道路」の空港道路(10キロ)のうち、赤川インターチェンジ(IC、同市赤川町)―函館空港IC(上湯川町)間7・6キロが3月28日午後3時、開通する。空港道路は事業着手からおよそ14年で全線開通となり、函館圏の高速交通網がさらに進展する。
★ヒグマ対策、ボードゲームに(18日) 一般社団法人ハイパーイナカクリエイトの吉田浩平代表理事(33)は、「社会課題の解決」を目的としたシリアスボードゲームを手掛ける「Pine Tree(パインツリー)」(東京、松木崇晃理事長)などと共同で「七飯町クマ対策ボードゲーム」の開発に取り組んでいる。現在はゲーム内容などの調整段階で、夏にも完成させたい考え。
★道南コロナ1年、予断許さず(19日) 道南で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されてから、19日で1年が経過する。感染拡大とともにクラスター(感染者集団)が出現、高齢者を中心に死者も出て、社会や暮らしに大きな変化をもたらした。函館市内の病院では一時、感染者急増でスタッフが足りない“医療ひっ迫”の危機などもあり、依然として予断を許さない状況が続く。
★コロナ病床、恵山病院に6床新設へ(19日) 函館市病院局は18日までに、新型コロナウイルス感染者を受け入れる病床を確保し、市内での新規クラスター(感染者集団)発生や感染拡大に備えるため、市立恵山病院の不使用病棟に中等症と軽症患者を受け入れる病床を6床新設する方針を固めた。具体的な開設時期は未定としたが、同局は「市内の感染状況を見極めながら準備を進めたい」としている。
★ワクチン接種始まる(20日) 新型コロナウイルス対策の切り札とされるワクチンの先行接種が19日、道内7施設のうち4病院で始まった。道南では国立病院機構函館病院(加藤元嗣院長)にワクチンが搬入され、職員250人を対象に先行接種がスタートした。
★「ブリピロシキ」24日から販売(20日) 函館で消費拡大を進めるブリを使った「はこだて焼きピロシキ」を販売する「ブリピロフェア」が24日から、函館・近郊のパン店など6店舗で開かれる。ピロシキの具材のレシピの考案には清尚学院高校、市立函館高校の生徒も関わり、3月6日までの期間中、各店で工夫を凝らした「ブリピロ」が味わえる。