★宿泊研修施設もコロナ対策進む(28日) 道南の宿泊研修施設などで新型コロナウイルスの集団感染防止に向けた取り組みが広がっている。利用人数に上限を設けた上で来館前の検温を促し、館内では3密(密閉・密集・密接)回避へ対策を講じ、夏から本格化する小中学校を中心とした宿泊研修に備える。
★見立ての世界、楽しんで(28日) ミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てる作品展「MINIATURE LIFE(ミニチュア・ライフ)展~田中達也見立ての世界~」が金森ホールで開かれている。工具箱を赤レンガ倉庫群に見立てた函館限定の特別作品「箱だけ赤レンガ倉庫」などが並んでいる。
★レジ袋有料化、市内でも対応進む(29日) プラスチック製ごみの削減を目的としたプラスチック製レジ袋の有料化が7月1日から全国で義務化される。函館市内でも百貨店やスーパー、書店など業種を問わず対応が進んでおり、来店客への周知に力を入れている。
★島さん著作、アマゾンで審査員特別賞(29日) 大手通販サイトアマゾンのプリント・オン・デマンド(POD)で個人出版した優秀な著者を表彰する「ネクパブPODアワード2020」で、「インクルージョン―インクルージョン時代の幕開け!共に未来を切り開こう!!―」を執筆した函館市の島信一朗さん(50)=インクルーシブ友の会代表=が審査員特別賞を受賞した。
★渡島、観光客は減少、コロナで失速(30日) 渡島総合振興局と桧山振興局は29日、渡島、桧山管内の2019年度観光入り込み客数を発表した。渡島2市9町の合計は前年比0・2%減の1201万3000人で2年ぶりに減少。春の10連休や秋冬の好天で増加傾向だったが、新型コロナウイルスの影響で2、3月に激減したことから約2万3000人減った。一方、桧山7町は同3・9%増の120万3000人となった。
★未来の学びフェス、11月開催へ(30日) 変化を続けるこれからの社会に対応する函館・道南地域の教育の将来像を考えるイベント「未来の学びフェスin函館2020」が、11月1日に函館市亀田交流プラザで初めて開かれる。「『教育創造都市、函館』の実現」をビジョンに掲げ、講演やセミナー、展示、体験コーナーを通じて、多世代が最先端の学びに触れることができる教育カンファレンスとする。
★どうみん割、完売施設も(1日) 道内在住者の道内旅行費を道が補助する「どうみん割」の販売予約が6月28日から始まり、函館市内の宿泊施設などでも早速どうみん割を活用した宿泊プランの完売が相次いでいる。新型コロナウイルスが猛威を振るい始めて以降、停滞していた地域経済への起爆剤として旅行喚起に貢献している一方、助成金額の少なさや「どうみん割」の販売以前に入っていた予約のキャンセルに頭を悩ませる事業者も見られる。
★市内神社でも夏越しの祓い(1日) 1年の折り返しの6月30日、函館市などの神社で、半年間の安全を祈願する神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」が執り行われた。参拝者はイネ科の植物を束ねた「茅(ち)の輪」をくぐり、自身や家族らの無病息災を祈った。
★スルメイカ、6月は47トン(2日) 函館市農林水産部がまとめた市水産物地方卸売市場での6月の生鮮スルメイカ取扱量は、前年を5トン上回る47トンだった。統計の残る2005年以降では、18年(31トン)、19年(42トン)に続き3番目に少ない。1キロ単価は928円と前年より144円安く、新型コロナウイルス感染拡大の影響が尾を引いている。
★路線価、丸井今井前が最高(2日) 札幌国税局は1日、相続税や贈与税の課税基準となる路線価(2020年1月1日時点)を発表した。函館税務署管内の最高路線価(1平方メートル)は函館市本町、道道函館南茅部線通りの丸井今井函館店前で、前年よりも5000円(3・3%)増の15万5000円。道南全体でも最高価格で上昇は2年連続。ただ、新型コロナウイルス感染拡大前の地価変動を考慮した価格のため、専門家は「現在の実態とは異なる」と指摘している。
★振興局単位でアラート、コロナ対応で道が運用(3日) 道は、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、感染経路不明な新規感染者が振興局管内で1日に2人発生した場合、振興局ごとのアラート(注意を促す呼び掛け)を発令している。呼び掛けの内容は振興局ホームページで感染拡大防止の注意を促すなどで、感染予防対策を取り入れた「新北海道スタイル」の徹底と実践を呼び掛け、住民一人一人の意識を変えるきっかけとする考えだ。
★科学祭、今年はオンラインで(3日) 今年で12回目を迎えるはこだて国際科学祭が8月22~30日の9日間、「すこやかさというたからもの」をテーマに開かれる。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、函館市内各所でイベントを行うこれまでの形式が難しいことから、初めて全プログラムをオンライン開催とし、ライブとオンデマンド形式の配信を活用し、コロナ禍における「健康」を考える。
★おかずデリバリー、利用好調(4日) 函館市は3日までに、市内の飲食店が調理した料理を委託業者が職場に届ける実証実験「おかずデリバリー」の中間実績をまとめた。6月に行った第1弾で1日の平均売上高は、5月の先行実施分も含め約34万円に上り、想定の2倍以上となった。第2弾は8日から約1カ月間展開し、新型コロナウイルスの流行で影響を受けた飲食店を引き続き支援する考えだ。