函館の歴史や文化を感じ地元食材が生きる本物の味を
ロシアとゆかりが深い函館西部地区の「まるたま小屋」には、モチモチ生地の焼きピロシキがずらり。「全部おいしいので、函館人なら一度は食べて」と話す平島社長は、地域創生事業を通して同店の北見伸子店主と出会い、ここで初めてロシア料理を口にした。知床産のエゾシカやエゾマイタケの具材が詰まった「エゾ×エゾ」など、ピロシキを1つ選べる「スープセット」(800円~、ピロシキ追加は220円~)は、道産ビーツの赤紫色が鮮やかなボルシチが「最高」と絶賛。豚肉や野菜の旨みが凝縮し、塩のみの味付けに食材の魅力が際立つ優しい味に、時には食事を忘れてしまうほど仕事に打ち込む平島社長は、「そのままで良いよと言われたようなあったかい気持ちになれる」とほっと息をついた。
(ハコラク 2022年 3月号掲載)
まるたま小屋
函館市元町2‐3
☎0138‐76‐3749
11:00~18:00
火・水曜定休(臨時休業有り)
禁煙
キャッシュレス決済利用可