「思い出ごと身近に置いて愛でてほしい」大切な着物を使いやすいグッズにリメイク
華やかな振袖や訪問着に色鮮やかな帯…よそ行きの「着物」が普段使いのワンピースや小物、バッグに生まれ変わる。今年3月にオープンした着物と帯のリメイクショップ「ピットプラス」。自宅隣りの一軒家をリノベーションし、広いワンフロアの左側にリメイク作品を、右側に夫・敏幸さんが大切にしている年代物の「日産サニークーペ」を飾り、古き良き時代を演出している。
子供の頃から裁縫や物作りが好きだという佐藤さんが、大好きな着物をタンスで眠ったままにしておくのはもったいないと、着物のリメイクを始めたのは昨年末。柄や模様を生かしたデザインを熟考し、幅が決まっている反物をつなぎ合わせ布地作りからスタート。ミシンを巧みに操り、思い描いた作品を形にしていく過程が何よりも楽しいと言う。教室を開催し「作品作りについて情報や意見交換ができる場にもしていきたい」と、物作りに携わる人たちの輪を広げてつなぐ。情熱を止めることなく作品作りに向き合っている。
(ハコラク 2019年10月号掲載)
ピットプラス
函館市千歳町26‐9
☎090‐7517‐2758
10:30~16:00
月・水・金曜のみ営業
P有り