末長い付き合いを願い利用客の目線に立ったサービス提供
北斗市中央と茂辺地にガソリンスタンドを構える「北海アウル石油販売」は1963年創業。自動車のメンテナンスほか、石油ストーブの販売・修理、工業用潤滑油販売、灯油配達など石油関連事業を幅広く手掛けている。2代目の武田真さんは学習院大学卒業後、関東圏に広く支店を持つ信用金庫勤務を経て2001年に同社へ入社。総務部長などを務め17年に社長に就任、後を継いだ。
現在、相次ぐ世界情勢の変動で原油価格高騰のあおりを受け、ガソリンの価格競争は過熱の一途。セルフ給油が主流になる中、スタッフ給油にこだわり、気軽に車の不調を相談しやすい空気を作り出す。スタッフは全員正社員で、頼れるベテランがトラブルや要望に的確に対応。利用客の多くは近隣地域の常連で「人と人とのつながりを大切にして交流を深め、お客様と長く付き合っていきたい」と、きめ細かいサービスを展開している。自家発電機を設置し、有事の際にエネルギー供給が可能な住民拠点サービスステーションの役割も担う。その備えとして貯油タンクを常に満杯にしておけるよう、原油価格を細かくチェックし、仕入れのタイミングを計る。武田さんは「キャンペーン展開、独自の現金会員システム運用などを活用し、新規開拓にも力を入れたい」と、次の一手を打つ力を養いながら、仕事に真摯に向き合っている。
(ハコラク 2024年7月号掲載)
北海アウル石油販売株式会社
北斗市中央サービスステーション
北斗市中央2‐5‐11
☎0138‐73‐2126
7:30~19:00
(日曜・祝日は8:00~18:00)
無休
キャッシュレス決済利用可