医療用ウイッグで少しでも
前向きになれるように心を配る
「闘病生活を送っている方や抗がん剤治療の副作用で一時的に脱毛した方へ、気持ちを込めてウイッグを届けたい」―。ウイッグアドバイザーの増田美佳さんは、がん患者が闘病中でも自分らしい姿で生活できるよう、アピアランスケアに力を入れるウイッグサロンを昨年7月に開業した。2人に1人ががんになると言われている現在、婦人科がんの罹患率も高く、注目が集まりつつある医療用ウイッグ。これまで実用性を重視されてきた医療用ウイッグを、着けても自毛に見えるよう加工するほか、新規購入の相談にも乗っている。また、函館市女性会議が毎月第3水曜に「笑函館屋」で開催している女性のがん患者向けイベント「心笑温泉」で、ボランティア活動に尽力。北海道がん対策サポート企業の登録を受け、今後、企業とも連携した企画を打ち出す予定だ。「大きな病気で落ち込んでいる時に、治療で仕方ないとは言え髪が抜けてしまった時の気持ちは察するに余りある」と、家族になったような優しい気持ちで相手に向き合い、心を癒やしている。
(ハコラク 2023年4月号掲載)
株式会社effect
Wig Salon mirror
函館市本町4-11
「エフェクトスタジオ リラクゼーション」内
☎0138-32-2090
11:00~20:00
※完全予約制
火曜・祝日定休
P有り
キャッシュレス決済利用可