親子３代で受け継ぐ味と心
デカ盛りの人気店
大盛りメニューが評判の「なかみち食堂」は１９６１年創業の老舗。オープンを待ちきれない客が朝から店前に並び、ランチタイムを過ぎても、客足が途切れない人気の店。函館市内の飲食店で働いていた馬場誠一さんが独立開業。今は２代目の雅人店主と一郎さん親子が、誠一さんの作り上げたレシピに少しずつ改良を加えながら、味をつないでいる。開業当初は一般的な分量で料理を提供していたが、食欲旺盛な学生たちが多く利用するようになったため「たくさん食べてほしい」との思いから、メニューすべてをボリュームアップ。手際良く調理して時間を短縮し、注文してからすぐに料理がテーブルに届くのもうれしい。揚げ物は注文が入ってから衣をつけるなど、食感を生かすひと手間を惜しまず、小さな工夫と心遣いのこもった料理にお腹も心も満たされる。
（ハコラク ２０２３年１月号掲載）
なかみち食堂
函館市中道１‐３‐１３
☎０１３８‐５１‐１８９１
９：３０～１６：００
火曜定休
禁煙
Ｐ有り（２台）
街のレトロ食堂①／なかみち食堂
一番人気の「とりから定食」（７５０円）は細切りにした鶏肉が特徴。カリッとした歯ざわりとダシをしっかりと利かせた優しい味で、大ボリュームだが女性でもペロリと食べられるほど後味が軽い。ご飯は通常１膳５００ｇで、大盛（＋３００円）にすると、１膳１㎏にもなる。
甘辛い味付けに箸が止まらなくなる「しょうが焼き定食」（７５０円）。自家製ダレはご飯にはもちろん付け合わせのキャベツとも好相性。
「動画投稿サイトやＳＮＳで紹介されてから、女性客も少しずつ増えてきた」と話す馬場一郎さん。
外観
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