沖縄の郷土料理で泡盛を酌み交わし
琉球の文化にどっぷりと浸かる
沖縄民謡が流れる店内に、隙間なく飾られた琉球の民芸品や米軍グッズ…。「ゆんたく酒場 十九の春」に一歩入れば、そこは異文化が入り混じるエキゾチックな別世界。「沖縄に旅行するたびにお土産を買い集めていたらグッズが増えちゃって」と笑う髙島浩一店主は、2008年に本格沖縄バーとして店をオープン。60種類を超える泡盛をはじめ、粒がプチプチ弾ける海藻「海ぶどう」やコリコリ食感がクセになる豚の耳「ミミガー」など、現地から直接仕入れる食材を使って沖縄料理を振舞う。皮付き豚のバラ肉を泡盛やしょう油で煮込む角煮「ラフテー」、ほろ苦いゴーヤーにかつお節と豚骨のダシを利かせた「ゴーヤーチャンプルー」、ニンジン嫌いの人にもファンが多い卵炒め「人参シリシリ」…。かつて和食の料理人としてホテルの料理長も務めた髙島店主が、本場のレシピにひと手間加えて味を磨いた料理の数々は、沖縄の人も太鼓判を押す逸品揃い。琉球ガラスのグラスに注いだ泡盛と一緒に味わえば、気分は〝うちなーんちゅ〟の仲間入りだ。
(ハコラク 2022年9月号掲載)
ゆんたく酒場 十九の春
函館市神山3‐57‐1
☎0138‐52‐9119
18:00~24:00
不定休
加熱式たばこのみ喫煙可
P有り(4台)
キャッシュレス決済利用可