朝イカと家庭的な味で笑顔で楽しい一日を
「おばんざい処あっこ」の引き戸を開けると、エビ天の卵とじや肉じゃが、丸干しのサンマ焼きなど、10種類ほどのおばんざいがカウンターにずらりと並ぶ。〝あっこママ〟と呼ばれ親しまれる内川厚子ママが作る料理は、どれも家庭的なあたたかさがあり、日替わりのおばんざいから3品選べる「おばんざい定食」や毎朝仕入れるイカなどの刺身とおばんざい2品の「お刺身定食」を終日提供している。
土地柄常連客には昔からのイカ好きが多く、生きのいいイカの仕入れに強い思い入れがあるあっこママは、6月の道南スルメイカ漁解禁で朝獲れのイカを出せるのが楽しみという。「手頃な料理を笑顔で振る舞い皆さんに楽しんでもらう。それが私にとって1番大事」と、休日には安く良い食材を仕入れるため何軒も店を回って献立を考え、営業日は朝4時に起きて仕込みに向かう。ママの料理に元気をもらい「いってらっしゃい」と送りだしてもらえば、清々しい一日になりそうだ。
(ハコラク 2024年6月号掲載)
おばんざい処 あっこ
函館市松陰町10‐9
☎0138‐55‐0787
7:00~16:00
18:00~21:00
日曜定休
喫煙可 P有り