非日常感あふれる茶房で味わう
宝石箱のようなフルーツあんみつ
明治末期に建てられた海産商・近藤商会の店舗をリニューアルし、1992年にオープンした「茶房 旧茶屋亭」。伝統的建造物に指定された和洋折衷建築物の中は、洋風の家具を置いた内装と、茶道具や漆器などの純和風の生活用品が融合する大正モダンな雰囲気を再現しており、優雅な空間で半田大士店長の手作り甘味、こだわりのコーヒーが味わえる。
数量限定の「フルーツあんみつ」は、京都から取り寄せる白玉粉を使うモチモチの白玉、角の立った寒天、牛皮など手作りの具材やあんとともに、リンゴやバナナ、オレンジとカットした6種類のフルーツを、彩りも味のバランスも良く和食器に盛り付けた華やかな一皿。赤エンドウ豆をアクセントに、しっとりとしたあんと、黒蜜を掛けたフルーツが織りなす豊かな風味が楽しめる。深みのある「三年間熟成珈琲」におすすめの菓子は「手作りきんつば」。長く余韻を残すコーヒーの苦みとあんの甘みが相性抜群で、和洋が絡み合う味を堪能し、ハイカラ気分に浸りたい。
(ハコラク 2024年3月号掲載)
茶房 旧茶屋亭
函館市末広町14‐28
☎0138‐22‐4418
11:30~17:00
火・木曜定休
禁煙 P有り
キャッシュレス決済利用可