来るたび新たな味に出合える
心躍る一品を少しずつ
「月夜のうさぎ」は、2001年に駒場車庫前電停近くで創業し、09年に現在地に移転したカフェダイニング。先代とともにキッチンで腕を振るい、20年に新代表として店を受け継いだ吉田千織さんは、〝心と体に優しい食事〟という創業からのコンセプトを守りながら、調理師免許取得をきっかけに学んだ薬膳や発酵食の知識を取り入れ、家庭料理とはひと味違う一品からスイーツまで、全て手作りで用意している。
1日20食限定で昼過ぎに売り切れることも多い「日替うさぎ膳」は、これを目当てに週に何度も足を運ぶファンがいる人気メニュー。黒米入りご飯と昆布、カツオ節でダシを取る味噌汁を基本に、煮物、きんぴら、漬物、サラダと、20種類もの野菜を使う小鉢がいくつも並び、カレイの煮つけやチキンのトマト煮など、魚と肉の主菜2品が両方味わえるのも嬉しいポイント。ほかにも、味噌デミグラスソースが味の決め手の「月夜のオムライス」やクリーミーな「豆乳と湯葉のグラタン」など、気になる料理が目白押しで、次は何を食べようか楽しみが絶えない。
(ハコラク 2023年11月号掲載)
月夜のうさぎ
函館市戸倉町34‐5
☎0138‐68‐1557
11:00~20:00
(19:30L.O)
日、第1・3月曜定休
禁煙 P有り
キャッシュレス決済利用可