【北斗】谷川小学校(太田浩司校長)の全校児童70人が12日、館野地区の前浜で、春の風物詩「アサリ漁」を体験した。
地元の海産資源の豊かさと漁業への理解を深め、地域の魅力を感じてもらおうと企画。同市水産商工労働課や上磯漁協などが協力し、毎年実施している。
アサリ採り体験は、今年から1~2年生も加わり全校児童70人が参加した。渡島地区水産技術普及指導所の職員がクイズ形式で、同市で採れる魚や貝の種類を紹介した。漁業者から潮干狩り用の熊手の使い方や採り方のアドバイスを聞き、アサリを採った。
同市のアサリは、砂利わらで育つため擬態する貝殻の模様が、さまざまで美しいのが特徴。児童は熊手で色とりどりのアサリを見つけると、大きさをリングで測りながら、小さいものは再び干潟に戻した。この日は約1時間で、約22キロが採れた。
6年の佐藤愛萩里さん(11)は「アサリ採りを毎年楽しみにしている。今年は30個ほど採れて、うれしかった」と笑顔だった。(清水孝光)