NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(中村由紀夫理事長)は11日、函館千代田小学校体育館で、第37回市民創作「函館野外劇」総決起集会を開いた。出演者や裏方スタッフなど約50人が、本番成功へ向けて決意を新たにした。
総決起集会では出演者らを代表してせりふチームの佐藤健さん(65)が「(野外劇は)誰もが主役になって輝ける場所。思いと笑顔が客に届いた時に感動が生まれると思う。お互いに感謝し合い、協力し合う野外劇にしましょう」と決意表明した。その後ダンス、せりふ、殺陣、裏方スタッフの各チームごとにメンバーが自己紹介と気込みを述べ、テーマ曲「星のまちhakodate」を合唱し、本番の成功を誓った。
総決起集会後には、ダンスチームがフラッグダンスとよさこい踊りを披露。せりふチームは発声練習やセリフの確認を行い、本番に向けて稽古に打ち込んだ。
初参加でせりふとダンスに参加する函館鍛神小6年の中谷心さん(11)は「せりふを覚えたり難しいことはたくさんあるが頑張っている。仲間と話し合って最高の野外劇にしたい」と話していた。
同会は現在も出演者、スタッフを募集している。問い合わせは事務局(0138・56・8601)へ。(中島遼泰郎)