どこまでも伸びるチーズが楽しい
韓国の食べ歩きフード
韓国のホットスナックを販売している「てつまるケータリング函館」は、施設警備会社を運営する明上哲之代表が２０１７年に開業。小売商業施設での業務中に、施設側から集客イベント開催の依頼を受けたことが開業のきっかけで、当初はたこ焼きを販売していたが、韓国料理が人気を集めていたことから、商品を韓国式ホットドッグ「ハットグ」を追加した。東京・新大久保や本場・韓国の屋台で製造工程を見ながら１年間独学で学び、提供を開始した。
おすすめは、看板メニューの「チーズハットグ」がベースの「チェゴレラ」。注文を受けてからスティックに小さく切ったウインナーと水牛モッツァレラチーズを刺し、一次発酵したモチモチのパン生地を巻き付け、さいの目切りのポテトをまとわせ、油で揚げる。カリッと軽やかなポテトの食感がアクセント。まぶした砂糖の甘さ、ケチャップの酸味、ハニーマスタードの甘辛さが作る味のコントラストが最後まで飽きさせない。熱々にかぶりつけば、細く長く伸びるモッツァレラチーズに思わず笑顔になる。
（ハコラク ２０２３年７月号掲載）
主な出店場所
函館市内を中心に道南のイベント会場など
てつまる ケータリング函館
☎０９０‐２８７０‐２６８４
絶品キッチンカーグルメ⑥／ハットグ てつまる
「チェゴレラ」（６００円）の正式名はポテレラハットグ。韓国語の“チェゴ（最高）”と“ポテレラハットグ”をもじった商品名はＳＮＳで募って決めたという。
「チーズハットグ」（５５０円）
「チーズハットグ」で使うパン生地は、過発酵で風味が変わらないよう６時間ほどで使い切るようにしている。「食べ歩きフードなので、できれば受け取ってすぐに食べてほしい。持ち帰った場合はレンジで４０秒ほど温めると、おいしく食べられます」と明上代表。
作っている様子をあえて見せるため、キッチンカーの窓を大きくしている。
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