冷めてもおいしいフワトロが自慢のたこ焼き
道南ではおなじみの「想作たこ焼き ひとふね」は2011年に成田周平代表が創業。初めはメガドン・キホーテ函館店への出店から始まり、2年後に「ほかの地域の人にも食べてほしい」と、移動販売もスタートした。その後、中島廉売を経て19年に函館市富岡町へ移転し店舗を構えたが、すぐに新型コロナウイルスが猛威を振るったことで店への客足が鈍り、反対に移動販売の需要が増加。これを受け移動販売のみに事業を絞った。
たこ焼きは道南産のタコを使った直径4.5㎝の大玉サイズ。ソースなしでも味わえるようカツオベースのダシをしっかりと利かせた生地は、季節に合わせて小麦粉と水分の量を調整。全体をやわらかく焼き上げているため、少し時間を置いても生地が口の中でトロッとほどけ、酸味のある甘めのソースと、ふわり香るダシが絡み合って鼻孔をくすぐる。よりおいしく食べてもらうための研究を常に続け、オリジナルの味マヨ、トッピングも厳選。程よい弾力のタコは、子供や年配の人でも食べやすいよう小さくカットする、優しい心遣いもうれしい。
(ハコラク 2023年7月号掲載)
主な出店場所
函館市内の「DCMホーマック」
「イエローグローブ」 ほか、道南のイベント会場など
想作たこ焼き ひとふね
☎070‐2004‐0144