★伝統的建築物の塗装ボランティア(30日)函館市西部地区の古民家再生や保存活動などに取り組む市民団体ハコダテ・プラス(池井一季代表)と木材用塗料メーカーの和信化学工業(本社・静岡県)は28、29日の両日、伝統的建築物の塗装補修プロジェクト「函館西部地区の古建築を磨いてみよう」を開いた。築80年以上の民家で壁などの古い塗装をはがし、塗り直した。
★昨年度の函館観光客494万人超(31日)函館市は30日、2015年度の観光入り込み客数(推計値)を発表した。総数は14年度比2・2%増の494万6000人で4年連続の増加となり、過去10年では最多。外国人宿泊客数は過去最多となる同14・9%増の39万7468人だった。
★五島軒のカレーがJAL機内食に(31日)日本航空(JAL)は6月1日から、成田、羽田、関西の3空港を出発する中国、香港、台湾線エコノミークラスで、北海道をテーマにした機内食の提供を始める。来年5月末までの1年間でメニューは半月ごとに変わり、第1弾に函館市の老舗レストラン五島軒監修の「あいがけカレー」が登場する。
★生コン出荷過去最低、「新幹線」終了と公共工事減響く(1日)函館、南北海道、北渡島の3協同組合で構成する道南地区生コンクリート協同組合連合会(成田眞一会長)がまとめた、2015年度の生コンクリート出荷量は前年度比21%減の31万1400立方メートルとなり、過去最低を更新した。北海道新幹線関連工事による特需の終了と公共工事の減少が大きく影響した。
★考える会、市民会館新築求める(1日)来年度に耐震改修工事の着手を予定する函館市民会館(湯川町1)に関し、市内の文化団体などでつくる「市民会館のこれからを考える会」(宍戸雄一代表)は5月31日、市内で会合を開き、今後の活動方針などをまとめた。同会は設備の改善事項を明記した要望書の内容が検討されなかったとして、利用者目線の要望も反映させるため、新築を求める運動を展開する方針で一致した。
★道南経済「緩やかに回復」(2日)日銀函館支店(沼本奈美支店長)は、4月の統計に基づく道南地方の金融経済動向(5月分)をまとめた。個人消費の持ち直しの動きに加え、北海道新幹線開業で観光の指標が好調なことから、全体の判断を「基調としては緩やかに回復している」とし、今年3月に続いて判断を引き上げた。
★駒ケ岳登山が解禁(2日)本年度の駒ケ岳(1131メートル)登山が1日、解禁され、この日を待ちわびた登山者らが続々と6合目駐車場から出発した。今シーズンは昨年と同様、赤井川登山道から標高約900メートルの「馬の背」までを楽しむことができる。
★5月の道南、平均気温が過去最高(3日)函館地方気象台は1日、管内の5月と春(3-5月)の気象状況をまとめた。5月は道内に暖かい空気が入ったことなどで、各地で月平均気温が高くなり、函館の14・3度(平年11・9度)など、気温を観測する全16地点で5月として観測史上最高となった。
★春の高校野球道大会、函工サヨナラ負け(4日)第55回春季道高校野球大会(道高野連など主催)は5日目の3日、札幌円山球場で準々決勝3試合が行われた。函館支部代表の函工は東海大札幌と対戦し、二回に先制点を奪いリードする展開だったが、九回裏に逆転を許し、3―6でサヨナラ負けを喫した。
★不明男児を6日ぶり保護(4日)5月28日から七飯町の駒ケ岳山麓で行方不明となっていた、北斗浜分小学校2年の男児(7)が3日午前7時50分ごろ、鹿部町内の陸上自衛隊駒ケ岳演習場内の休憩施設で無事発見、保護された。発見時に目立ったけがはなく、名前を名乗ったという。行方不明から7日目にしての発見に、家族らに安堵(あんど)が広がった。
★スルメイカ初水揚げ(5日)道南スルメイカ漁が解禁となり、4日早朝、函館市水産物地方卸売市場に566キロの初水揚げがあった。直ちに初競りが行われ、566キロのうち、いけすイカ200キロは1キロ当たり1万5000円の過去最高値で競り落とされた。